セルフ脱毛を家庭用脱毛器で行う場合は、保冷剤を準備しておきましょう。
製品によっては、備品として保冷剤が付いてくるほど欠かせないアイテムとなっています。
なぜ保冷剤が欠かせないアイテムなのでしょうか?答えは、照射時の痛みを和らげ肌トラブルの予防に繋がるからです。
さらに、適切な照射レベルで照射するためにも、保冷剤は重要なポイントになってきます。
今回は、セルフ脱毛に欠かせない保冷剤を使う理由や効果、セルフ脱毛サロンの場合はどうすればいいのかを解説します。
セルフ脱毛に保冷剤を使う理由とは?
家庭用脱毛器でセルフ脱毛するときは、照射する前に保冷剤を使って照射部分を十分に冷やすように指示されています。
家庭用脱毛器によっては、本体と一緒に保冷剤も備品として付いてくるほど大切な工程です。
セルフ脱毛に保冷剤を使う主な3つの理由を見てみましょう。
照射時の痛みを和らげる
保冷剤を使って照射する部分を冷やすと、照射時の痛みを和らげることができます。
脇やVIO、男性のヒゲは、毛量が多く毛も太いことから、冷やさず照射すると強い痛みを感じやすく苦痛に思う方もいるほどです。
中には、痛みに我慢できず照射を中断する方もいるでしょう。
他にも、骨が近い部分や皮膚が薄いデリケートな部分も痛みを感じやすくなります。
このような痛みを感じやすい部位も、冷やすと感覚が麻痺するため大幅に和らげることが可能です。
冷やしても痛みを強く感じる場合は冷やし方が甘い場合があるため、いつもより長めに保冷剤を当ててみましょう。
肌トラブルの予防
保冷剤で肌を冷やしてから照射すると、火傷や炎症、赤みなどの肌トラブルを予防することができます。
特に、脇やVIO、男性のヒゲは、毛量が多く毛も太く光の反応が強いため、火傷のリスクが高いため注意が必要です。
その他の部位も、保冷剤で冷やさずに照射すると紫外線対策をせずに日焼けしてしまったときの肌のような症状を起こしてしまう場合があります。
肌トラブルが起きた場合は、症状が治まるまでセルフ脱毛はできません。スムーズにお手入れを進めるためにも、忘れずに保冷剤で冷やしましょう。
適切な照射レベルでお手入れできる
保冷剤で冷やして痛みや肌への負担を抑えると、適切な照射レベルでセルフ脱毛を進めることができます。
適切な照射レベルで照射することが、セルフ脱毛をスムーズに進めていくための大切なポイントです。
保冷剤で冷やさずに照射すると、強い痛みや刺激を感じやすくなるため、本来照射したい照射レベルよりも低くしなければならない場合があります。
照射レベルを通常よりも低くすることで効果が半減するため注意が必要です。
セルフ脱毛で保冷剤を使うと効果が落ちるという噂の真相
保冷剤は、セルフ脱毛を進める上では欠かせない工程です。しかし「保冷剤を使うとセルフ脱毛の効果が落ちるのでは?」と不安になるような噂も流れているようです。
具体的な内容は以下のようなものとなっています。
光脱毛器って当てる部分をキンキンに冷やして打ってすぐ冷やすと言うのは効果がなくなるんでしょうか
引用元:ヤフー知恵袋より
脱毛する時に肌を冷やすと脱毛の効果が落ちますか?
引用元:ヤフー知恵袋より
結論からいうと、保冷剤で冷やすことはセルフ脱毛の効果に悪い影響はありません。
しかし、保冷剤の水分が肌に残っていると、セルフ脱毛器の光の熱が水に吸収されてしまい、100%の力で作用できなくなります。
その結果、セルフ脱毛の効果が半減するケースもあるため注意しなければなりません。
また、あまりに冷やしすぎても熱が冷めてしまうため、十分に効果を発揮できない場合もあります。
感覚としては、1箇所10~20秒を目安に冷やすと良いでしょう。
セルフ脱毛時に使う保冷剤のポイント
セルフ脱毛時に使う保冷剤は、そのまま使えばいいというものではありません。
肌を濡らさずに抑毛効果をしっかり得るためのポイントを2つ紹介します。
タオルやハンカチに巻いて使う
保冷剤は、必ずタオルやハンカチに巻いて使いましょう。タオルの場合は、あまり厚みのないものを選ぶと、冷却しやすくなります。ハンカチは綿のものを使うと、タオルハンカチよりも早く冷やすことができるのでおすすめです。
保冷剤に何も巻かずに保冷剤を使うと、表面に水滴がついてしまうため、肌が濡れてしまいます。
水で濡れた肌にセルフ脱毛器の光を照射すると、故障の原因になるため注意しましょう。
さらに、肌が濡れていると照射面が密着しないため、抑毛効果も半減してしまいます。
セルフ脱毛器で照射をする際は、必ず肌を乾いた状態にしましょう。
部位に合わせて保冷剤のサイズを変えると時短になる
保冷剤のサイズは、大中小とさまざまなバリエーションで販売されています。
顔や脇、手の甲など狭い範囲なら小さいサイズ、脚や腕など広い範囲は大きいサイズと、部位によって保冷剤の大きさを変えると効率よく冷やすことができるのでおすすめです。
少しでもお手入れ時間を短縮したい方は、さまざまな大きさの保冷剤を準備しておくと良いでしょう。
アフターケアにも保冷剤を使おう
照射後の肌は、熱による熱さや刺激でデリケートな状態です。何もせずに放置していると、肌トラブルを起こす原因になるため、必ずアフターケアをします。
アフターケアは、保冷剤を使った冷却と保湿です。
タオルやハンカチで巻いた保冷剤を、照射した部分に当ててしっかり冷やしましょう。ヒリヒリした痛みや火照りなどを冷やして鎮静させてください。
その後、ボディローションとボディクリームなどで保湿してアフターケアは完了です。
アフターケアについてはコチラのページをご覧ください。
家庭用脱毛器は冷却機能のあるセルフ脱毛器を選ぼう
家庭用脱毛器は、保冷剤で冷やす他にも照射する際に肌を冷やす冷却機能が備わっている製品も多く販売されています。
冷やしながら照射できるため、痛みや肌トラブルなどを予防しながらお手入れすることが可能です。
もちろん、痛みが強くなりがちなVIOや脇、男性のヒゲなどは保冷剤と併用しても構いません。その際は、保冷剤で冷やす時間を短くするなど冷やしすぎには注意しましょう。
冷却機能付きは、保冷剤で冷やすのが面倒に感じる方にもおすすめです。なるべく工程を省いてセルフ脱毛したい方は、購入前に冷却機能付きか確認しましょう。
家庭用脱毛器の場合はジェルは使わない
脱毛サロンや医療脱毛クリニックでは、照射する前にジェルを塗布する場合もあります。ジェルは、肌の冷却と保護を兼ねて塗るものです。
家庭用脱毛器の場合は、ジェルを塗らずに照射する製品がほとんど。むしろ、ジェルを塗って照射することを禁止しているほどです。
家庭用脱毛器の取扱説明書を確認して、ジェルの使用を禁止している場合は、保冷剤で冷やして照射しましょう。
セルフ脱毛サロンはジェルで冷却&保護
セルフ脱毛サロンの光脱毛器は、SHR方式やHHR方式と呼ばれる照射方式となります。照射前に備え付けのジェルを肌に塗って、照射面を密着させて照射するのが基本的な使い方です。
このジェルは、冷却と肌の保護の両方の役割を担っています。
ジェルを適量塗るだけで、保冷剤を使わなくても肌をひんやりと冷やせるのが特徴です。
さらに、照射面も冷える仕様になっているため、熱さや痛みなどはほとんど感じることなく施術を進められるでしょう。
まとめ
セルフ脱毛で保冷剤を必要としているのは、家庭用脱毛器を使用する方となります。保冷剤でしっかり肌を冷やすことで、痛みの軽減や肌トラブルの予防にもなるため、毎回必ず使用しましょう。
冷やしすぎや保冷剤の水滴で肌が濡れてしまうと、脱毛効果が半減する場合もあるため、1箇所につき10~20秒程度を目安に冷やし、水分は拭き取りましょう。
照射後も、アフターケアとして保冷剤を使って冷却するため、サイズの異なるものをいくつか準備しておくと便利です。
なお、セルフ脱毛サロンの場合は、ほとんどがジェルを使って肌の冷却と保護をするため必要ありません。