ブラジリアンワックスは、VIOをはじめ全身のムダ毛ケアに使えます。カミソリと違って、毛根から毛を引き抜くため、ツルツルの仕上がりになるところが魅力的です。
しかし、毛を引き抜く行為は強い痛みや刺激、毛穴のトラブルなどリスクもあるため注意しながら使用しなければなりません。
今回は、自宅でできるブラジリアンワックスによるVIOのセルフ脱毛について解説します。
ブラジリアンワックス脱毛とは?
ブラジリアンワックスとは、ハチミツや砂糖など天然素材をベースに作られているムダ毛専用のワックスを使って、毛根から毛を引き抜いて処理する脱毛方法です。
全身に使用できますが、主に使われている部位はVIOが挙げられ、欧米では定番の脱毛方法となっています。
ブラジリアンワックスは2種類
ブラジリアンワックスは、ソフトワックスとハードワックスの2種類から選べます。
ソフトワックスは、ムダ毛にワックスを塗布して不織布のシートを貼り、しっかり馴染ませてから一気に剥がして処理する方法です。
一方、ハードワックスは硬いワックスを専用ウォーマーで溶かしてからムダ毛に塗布して固めてから剥がし取ります。
どちらもムダ毛を引き抜いて処理するという目的は同じですが、方法が異なるためどちらにするかよく検討してみてくださいね。
脱毛シートもチェック
ドラッグストアなどで手軽に購入できる、脱毛シートもVIOに使うことができます。シートにはあらかじめワックスが付いているため、手軽にムダ毛処理できるのが魅力です。
VIO専用のものから全身に使えるものまで幅広く展開されているため、好みに合う商品を探してみましょう。
なお、肌が弱い方や敏感肌の方は敏感肌用の脱毛シートを選ぶと安心です。
ブラジリアンワックスによるVIOのセルフ脱毛方法
ブラジリアンワックスを使ってVIOのセルフ脱毛をすると、仕上がりがキレイになるだけでなく長い期間効果をキープできるのでおすすめです。
とはいえ、基本的なブラジリアンワックスの使い方を知らないとVIOへの使用は難しいでしょう。
今回は、基本的なブラジリアンワックス脱毛の方法から順番に解説するので参考にしてみてください。
基本のブラジリアンワックス脱毛の方法
まずは、ブラジリアンワックスの基本的な使い方から確認しましょう。
1.ブラジリアンワックス脱毛ができる肌状態であるか、最初に確認しておきましょう。脱毛したい部位に肌荒れや傷、吹き出物などの肌トラブルがなく、毛の長さは1cm以上あれば問題ありません。
2.使用する部位の汚れをシャワーなどでキレイに落とし、タオルで水分を押さえて肌を乾いた状態にします。ボディローションやボディクリームなどの使用も避けましょう。
ベビーパウダーをはたいてさらに乾いた状態にしておくと、ワックスがしっかり密着するのでおすすめです。
3.ブラジリアンワックスを、スパチュラ(木のヘラ)ですくって脱毛したい部分に塗りましょう。毛の流れと同じ方向に、生え際から少量ずつ均一に塗ります。
1度に広範囲に塗ると厚みに違いが出てしまうため、少しずつ塗っていくのがコツです。
4.ソフトワックスは、不織布のシートをワックスに貼り付けて毛流れに逆らって肌と平行に一気に剥がします。ハードワックスは、固まったのを確認してから毛流れに逆らって剥がしましょう。
剥がす際は、シートやワックスを剥がすのと逆方向に手で肌を引っ張ります。皮膚がたるまないようにすることで、上手にムダ毛が抜けたり肌トラブルを防げたりできるので心がけましょう。
5.処理を終えたらアフターケアをします。処理直後は鎮静と保湿を行ってください。火照りや痛み、赤みがある場合はタオルで包んだ保冷剤で冷やし、ボディローションやボディクリームを使って保湿しましょう。
少し面倒にも感じますが、慣れてしまえば簡単に処理できるので挑戦してみてください。
Vラインのブラジリアンワックス脱毛の方法
Vラインのブラジリアンワックス脱毛は、椅子などにもたれて開脚するとお手入れしやすくなります。中央とサイド部分では、毛流れが異なるのでよく見極めて処理していきましょう。
余計な毛をカバーしながら皮膚を引っ張り、1cm×3cm程度の狭い範囲にワックスを塗ります。シートを貼るもしくはワックスが固まったら、しっかり反対側に皮膚を引っ張りながら剥がしてください。
ワックスを剥がしたら、すぐに処理した部分に手を当てて押さえると痛みが和らぎます。
Iラインのブラジリアンワックス脱毛の方法
Iラインも、Vラインと同じように開脚して鏡を見ながら処理していきましょう。ワックスは、基本的に上から下に塗り、下から上に向かって剥がすとお手入れしやすいです。
外側から徐々に内側へお手入れしていきましょう。
Oラインのブラジリアンワックス脱毛の方法
Oラインは、鏡を使ってもしっかり確認できない方もいますが、皮膚がVIラインよりも強いためお手入れしやすい部位となっています。毛流れは、内側から外側に向かって生えている方が多いので、鏡や手で触って確認してみましょう。
ワックスを剥がす際は、VIラインと同様にしっかり逆方向に引っ張ることを心がけてください。
ブラジリアンワックスでセルフ脱毛するメリット
VIOをブラジリアンワックスでセルフ脱毛するメリットは、主に3つ挙げられます。これらのメリットは、ワキやひざ下などをブラジリアンワックスでセルフ脱毛する際にも当てはまるため、ニーズに合う方は挑戦してみましょう。
メリット1.予定に合わせて手軽にセルフ脱毛できる
脱毛サロンやクリニックでの脱毛は、予約してから施術してもらう必要があるため、スケジュールを調整して通わなければなりません。予定に合わせてキレイに処理したい場合、なかなかタイミングが合わないこともあるでしょう。
一方、ブラジリアンワックスによるセルフ脱毛であれば、予定に合わせて自分でお手入れできます。水着を着るときやデートに合わせてキレイにしておきたいときなどに、ブラジリアンワックスはとても便利です。
メリット2.効果が長く保てる
毛根から毛を引き抜くブラジリアンワックスは2~3週間程度と長く効果を保てます。頻繁に処理する必要がないため、忙しい方も手間にならないでしょう。
メリット3.仕上がりがキレイ
カミソリなどに比べてキレイに仕上がる点も、ブラジリアンワックスの大きなメリットです。
カミソリの場合は、毛を剃ったときの断面が残るためVIOなどの毛の濃い部位だと目立ってしまいがち。黒いプツプツ毛穴が気になる方も少なくないでしょう。
ブラジリアンワックスであれば、毛穴に毛を残さず処理できるため、ツルツルに仕上がります。
ブラジリアンワックスは注意点も多い!
メリットの多いブラジリアンワックスですが、実は注意点も多いセルフ脱毛方法となっています。主に挙げられる、ブラジリアンワックスの注意点を3つチェックしましょう。
注意点1.痛みや肌への刺激が強い
ブラジリアンワックスは、毛根から毛を一気に引き抜くため痛みや肌への刺激が強くなります。特に、VIOやワキといった毛が太く毛量のある部位は、痛みや刺激が増すため注意が必要です。
注意点2.定期的にお手入れする必要がある
ブラジリアンワックスは、根本的な脱毛ではなくあくまで一時的な除毛となるため、2~3週間経過すると元の状態に戻ってしまいます。
常にキレイな状態を保つには、定期的なお手入れが欠かせません。
注意点3.毛嚢炎や埋没毛になるリスクが高い
毛根から毛を引き抜くため、毛穴トラブルも起こりやすい点もネックです。毛根から雑菌が侵入して炎症を起こす毛嚢炎(もうのうえん)や皮膚の下で毛が成長してしまう埋没毛(まいぼつもう)になるリスクが高まります。
毛嚢炎に関しては、悪化すると皮膚科で処置してもらう必要も出てくるため、注意しなければなりません。
注意点4.IOラインは見えにくく処理しにくい
IOラインは、自分で処理するには見えにくく慣れるまでは難しく感じるでしょう。キレイに処理できたと思っていても、ムダ毛が残ってしまう場合もあるため注意が必要です。
ブラジリアンワックス以外にはセルフ脱毛サロンがおすすめ!
ブラジリアンワックス以外のセルフ脱毛には、家庭用脱毛器やセルフ脱毛サロンを利用する選択肢もあります。特に、セルフ脱毛サロンは24時間営業で比較的予約が取りやすく、業務用脱毛器を使って脱毛できるため脱毛効果が高くおすすめです。
また、発毛組織にダメージを与えることができる光脱毛なので、定期的に照射を繰り返すことで徐々にムダ毛は生えてこなくなります。VIOも、ハイジニーナのようなアンダーヘアのない状態まで脱毛することも可能です。
セルフ脱毛サロンでは、SHR脱毛器もしくはHHR脱毛器といったほとんど痛みを感じずにお手入れできる光脱毛器を導入しています。ブラジリアンワックスの痛みや刺激に耐えられない方も、セルフ脱毛サロンなら難なく脱毛できるでしょう。
条件を満たせば2人で施術室に入室できるため、パートナーなどにIOラインのお手入れをサポートしてもらえるのもうれしいポイントです。
まとめ
ブラジリアンワックスは、毛根からムダ毛を引き抜くため仕上がりがキレイなセルフ脱毛方法です。欧米ではVIOの定番お手入れ方法となっており、日本でも愛用している方が少なくありません。
しかし、ムダ毛を引き抜くときの痛みや刺激、毛穴のトラブルなどリスクもあるため注意しながら使用しましょう。
根本的な脱毛を希望する場合は、セルフ脱毛サロンも検討してみてください。業務用光脱毛器でお手入れできるため、脱毛効果が高くおすすめです。