剛毛の方は、頻繁にカミソリなどでムダ毛処理をしなければならずお肌がボロボロになってしまっている方もいるのではないでしょうか?
カミソリなどで処理をしても、剛毛だと毛穴が目立ってしまうことも多く、理想のお肌へ仕上げるのは難しいのが現実です。
そこで注目したいのは光脱毛器によるセルフ脱毛。自宅で簡単に使えるセルフ脱毛器で剛毛をお手入れしてみましょう。徐々にムダ毛が細く薄くなっていき、最終的にはカミソリなどで剃らなくても目立ちにくくなります。
今回は、剛毛だからこそおすすめしたいセルフ脱毛器について選び方を含めて解説します。
そもそも剛毛ってどんな毛?
剛毛は、1本1本が硬くてしっかりしている毛を指しています。他にも、毛量が多い毛深い状態も剛毛に分類されるのが一般的です。
主に、以下のような部位で剛毛に悩む方が多い傾向にあります。
- ワキ
- ヒゲ
- 胸毛
- VIO
ワキやVIOは女性だけではなく、男性も剛毛で困っている方もいるでしょう。ヒゲや胸毛は、主に男性が悩まされている部位です。
女性のなかにも、口周りに太くてしっかりした毛が生えている方もいるため、性別関係なく剛毛の悩みを抱えていると言っても過言ではありません。
さらに上記の部位の他にも、脚や腕、手足の甲と指、うなじなども該当する方がいます。剛毛は、自己処理をしても黒い毛穴がポツポツと目立ってしまうことが少なくありません。
男性のヒゲに関しては、髭剃りをしても青髭が気になってコンプレックスになっている方も多いでしょう。
剛毛の原因
そもそも、なぜ剛毛になってしまうのでしょうか?剛毛の原因として挙げられるのは、以下の2点です。
- 遺伝的な要因
- 男性ホルモンの影響
幼少期から毛深く剛毛で悩んできた場合は、遺伝によるものを考えられているのが実情です。両親が剛毛である場合、子どもも同じように体毛が濃く太いケースが多くなっています。
次に挙げられるのは男性ホルモンの分泌量が女性ホルモンよりも多くなってしまい、男性のように毛深くなってしまうものです。
男性ホルモンの分泌量が増える原因は、加齢やストレス、睡眠不足などが挙げられます。
剛毛だからこそ毛根にダメージを与える脱毛がおすすめ!
剛毛で悩んでいるなら、カミソリなどの自己処理ではなく脱毛がおすすめです。脱毛は、毛根にある毛乳頭に熱エネルギーを与えて弱らせることで、徐々にムダ毛が生えにくくなります。
それだけではなく、ムダ毛を細く薄くする効果も期待できるため、剛毛を全てなくしたいのではなく毛質や毛量の改善を希望する方のニーズにも合います。
剛毛は、カミソリや電気シェーバーで剃っても翌日にはチクチクと伸びてきてしまう方も多いでしょう。なかには、朝ヒゲ剃りをしたのに夕方には伸びてきているといった男性も少なくないはずです。
また、剃ったとしても毛穴が目立ったり肌荒れしたりなど、満足できる自己処理ができないケースもあります。毎日頻繁にヒゲ剃りすると、お肌はどんどんダメージが重なりボロボロになってしまうことも。
脱毛すれば、毎日の自己処理の手間が減りお手入れしやすくなります。お肌のダメージのことも踏まえると、剛毛だからこそ脱毛して毛質や毛量の改善を目指しましょう。
剛毛には家庭用のセルフ脱毛器は効果ない?
家庭用のセルフ脱毛器は、一般的にIPL脱毛を採用している商品がほとんどです。IPL脱毛は、メラニン色素に反応する特殊な光となります。
毛の黒い色に反応を示し、毛根にある毛乳頭へ熱エネルギーを与え弱らせることで脱毛効果を発揮する仕様です。
毛の色が濃ければ濃いほど、光の反応は強くなります。毛乳頭へのダメージも十分与えられるため、剛毛は脱毛効果は出やすいと言えるでしょう。
産毛のような色素の薄い毛は脱毛効果が出にくくなる
逆に、毛が細く色が薄い産毛のようなムダ毛は光があまり反応しないため、IPL脱毛の効果が出にくいとされています。産毛など色素の薄いムダ毛は、メラニン色素に関係なく脱毛効果を発揮するSHR脱毛やHHR脱毛が最適です。
しかし、これらは家庭用のセルフ脱毛器ではほとんどないため、セルフ脱毛サロンや脱毛サロンなどを利用する必要があります。
剛毛のお手入れに使うセルフ脱毛器の選び方
ここからは、剛毛のムダ毛ケアに適したセルフ脱毛器の選び方を紹介します。
セルフ脱毛器によっては剛毛には向いていない場合もあるため、注意して選びましょう。
IPL脱毛もしくはレーザー脱毛がマスト!
セルフ脱毛器は、脱毛サロンで導入されているIPL脱毛(フラッシュ式)もしくはクリニックで導入されているレーザー脱毛(レーザー式)のどちらかを選ぶことができます。
これらは、毛のメラニン色素に光やレーザーが反応して毛根へ熱エネルギーを与えて弱らせる仕様です。そのため、剛毛のムダ毛ケアにピッタリのセルフ脱毛器となっています。
2022年現在、ほとんどのセルフ脱毛器はIPL脱毛です。レーザー脱毛は1社のみが取扱いしている状態となり、選択肢はありません。
IPL脱毛は、照射口が広いため広範囲の照射が短時間で終わります。初心者でも扱いやすくなっているため、初めて購入するならIPL脱毛を選ぶとよいでしょう。
一方レーザー脱毛は、照射口が小さくピンポイントで強い熱エネルギーを与えられる仕様です。指やVラインなどピンポイントで太い毛を処理したいときにはレーザー脱毛を選ぶと効果的です。
ヒゲやVIOに使えるセルフ脱毛器かチェック
セルフ脱毛器によっては、顏やVIOに使えない商品があります。顏に使えないと、ヒゲ脱毛が行えません。
脱毛したい部位への使用ができるか、公式サイトや販売サイトなどにある取扱説明書を確認しておきましょう。
剛毛専用のカートリッジがあるセルフ脱毛器は効果◎
セルフ脱毛器によっては、部位や毛質などによって照射カートリッジを交換して使えるものがあります。剛毛専用のカートリッジは、通常よりも照射出力が高くヒゲやワキ、Vラインの太い毛に効果的です。
セルフ脱毛器は、カートリッジ交換タイプと買い替えタイプの2種類から選べます。
買い替えタイプだと、照射出力は本体のレベル設定の範囲内になるため、剛毛には物足りなさを感じるかもしれません。
より高い脱毛効果を得たい場合は、剛毛専用のカートリッジが使えるカートリッジ交換タイプを検討してみましょう。
照射レベルの調整ができるセルフ脱毛器を選ぶ
照射レベルの調整は、セルフ脱毛をするうえでても大切なポイントです。毛やお肌の色、照射する部位に合わせて、その都度適切に照射レベルを調整することで、効果的にムダ毛ケアが行えるからです。
照射レベルが調整できない、もしくは調整範囲が少ない場合は、適切なセルフ脱毛ができるとは言い切れません。
剛毛と産毛で同じ照射レベルで脱毛したら、効果が出なかったり火傷したりとトラブルが起こってしまうことも想定できます。必ず、照射レベルの調整ができるセルフ脱毛器を購入することを心がけてください。
なお、毛やお肌の色を検知して自動で適切な照射レベルに調整してくれる機能が付いているセルフ脱毛器もあります。初めてセルフ脱毛する方や、照射レベルの調整に不安がある方は検討してみてください。
冷却機能が付いているとお肌に優しく脱毛できる
剛毛だと、照射しときに熱さや痛みなどを感じる方が多くなるため、照射する際に十分に冷やす必要があります。冷やさずに照射してしまうと、火傷や炎症、腫れなどを起こす恐れがあるためです。
セルフ脱毛器によっては、照射する際にお肌を冷やしてくれる冷却機能が付いているものがあります。ヒゲやワキ、Vラインなどの照射するときに、冷却機能が付いていると安心感があるため、チェックしてみましょう。
痛みに弱い方は剛毛でもセルフ脱毛サロンを検討してみよう
セルフ脱毛器は、メラニン色素の反応して熱エネルギーを与えて脱毛効果をもたらします。そのため、剛毛の場合は光が強く反応するため痛みを感じる方が多いのも事実です。
痛みを防ぐためには、保冷剤で冷やしたり冷却機能を使ったりする必要があります。それでも、痛みを我慢できない方や不安な方は、セルフ脱毛サロンを検討してみるとよいでしょう。
セルフ脱毛サロンは、SHR脱毛やHHR脱毛というバルジ領域をターゲットにしている脱毛器を導入しているところがあります。
引用元:セルフ脱毛サロン・ハイジ公式サイトより
バルジ領域は、毛乳頭よりも皮膚表面に近い場所にあるため低温でお手入れできます。メラニン色素に関係なく効果を発揮できるため、照射しても温かい程度です。
お肌にも優しく脱毛できるため、痛みに弱い方だけでなくお肌が弱い方や敏感肌にもおすすめ。
セルフ脱毛の選択肢に、ぜひセルフ脱毛サロンの利用も検討してみましょう。
まとめ
剛毛で悩んでいる方は、カミソリなどで処理してもすぐに伸びてきてしまう場合も多いでしょう。そのため、頻繁に処理することになりお肌もボロボロになってしまうことも。
その点、セルフ脱毛器でムダ毛ケアをすれば徐々に毛が細く薄くなり、最終的には自己処理の手間もなくなるため、お肌の状態も良くなります。
セルフ脱毛器の選び方に注意すれば、自宅にいながらも脱毛できるためおすすめです。痛みに弱い方やお肌が弱い方は、SHR脱毛やHHR脱ができるセルフ脱毛サロンを利用しましょう。