業務用のセルフ脱毛器は、セルフ脱毛サロンで使える光脱毛器です。今では、セルフ脱毛といえば自宅で家庭用脱毛器を使ったケアをするのが主流でした。
しかし、近年はより脱毛効果の高い業務用セルフ脱毛器を完全無人のセルフ脱毛サロンで使って脱毛する方が増えています。
業務用なので、家庭用に出力を調整している家庭用脱毛器よりも効果は実感しやすく、脱毛を効率的に進めていけるでしょう。
今回は、業務用セルフ脱毛器の特徴や家庭用脱毛器との違い、セルフ脱毛サロンの利用方法などを解説します。
業務用のセルフ脱毛器とは?
業務用セルフ脱毛器とは、近年注目されているセルフ脱毛サロンに導入されている光脱毛器です。
まず、光脱毛は、IPL方式・SSC方式・SHR方式が主流となっています。
脱毛の種類 | 特徴 |
IPL脱毛 | 脱毛サロンで導入されている従来の光脱毛で、メラニン色素に反応して毛根にある毛乳頭へ直接熱ダメージを与える。 毛の太い部分や濃い部分は、光が強く反応するため痛みが強くなる。 毛周期に合わせて照射する必要があるため、脱毛完了まで2年近くかかることもある。 |
SSC脱毛 | 抑毛成分の含まれているジェルをお肌に塗り、クリプトンライトを照射して毛穴に浸透させ脱毛効果を得る。 痛みが少なくお肌へのダメージを最小限に抑えて脱毛できる。 |
SHR脱毛 | 発毛の司令塔であるバルジ領域にアプローチする脱毛方法となり、将来生えてくる毛を減らしていく。 低温での連続照射による施術で、ほとんど痛みを感じず脱毛できる。毛周期に関係なく脱毛できるため、短期間で脱毛完了を目指せる。 |
なお、毛乳頭とバルジ領域の場所は以下のとおりとなっています。
業務用セルフ脱毛器は、お肌への負担が少ないSHR脱毛を導入しているところが多くなっています。IPL脱毛に比べて、熱さも感じず痛みもほとんどないため、セルフ脱毛でも安心してお手入れできるでしょう。
今注目したいセルフ脱毛器は【HHR脱毛】
業務用セルフ脱毛器のなかには、IPL脱毛とSHR脱毛の良い部分を取り入れたHHR脱毛(ハイブリット脱毛)もあります。
毛乳頭とバルジ領域の両方にアプローチできるため、毛周期に関係なく施術可能です。また、メラニン色素に反応する光ではないため、日焼けして黒くなったお肌にも照射できます。
太い毛から産毛まで、しっかり光が反応して脱毛効果を促すところが大きな魅力です。
業務用セルフ脱毛器と家庭用脱毛器の違い
業務用セルフ脱毛器と家庭用脱毛器は、光脱毛の施術をセルフで行う点は共通しています。しかし、脱毛効果や痛み、使える部位など異なる点も多いため、ニーズに合うものを選ぶことが大切です。
それぞれの違いを表にまとめたので見てみましょう。
業務用セルフ脱毛器 | 家庭用脱毛器 | |
脱毛効果 | 業務用なので出力が高い。脱毛効果も高く、効率的に脱毛できる。 | 業務用の脱毛器を家庭用に出力調整しているため、効果を実感できるまで時間がかかる。 |
痛み | SHR脱毛やHHR脱毛を導入しているセルフ脱毛サロンが多く、これらは痛みをほとんど感じない。 | 家庭用脱毛器はIPL脱毛を取り入れているため、太い毛や毛量が多い部分、お肌の色が濃い部分などは痛みが強くなる。 |
使える部位 | 顔やVIOを含む全身に使用できるものが多い。ただし、顏に関しては鼻から下など使用範囲が決まっている場合もあるため確認する。 | 顏やVIOへの使用を禁止している商品も多い。 |
料金 | 脱毛サロンに通うよりもリーズナブルに脱毛できるケースが多い。 月額10,000円程度でも通い放題で施術可能なところもある。 | 家庭用脱毛器の料金は幅広く、安価なものだと2~3万円程度。高額なものでも7~8万円程度。 本体交換タイプかカートリッジ交換タイプかによって、コスパの良さは変わってくる。 |
このように、同じ光脱毛でもさまざまな部分が異なります。特に、脱毛効果は業務用セルフ脱毛器の方が出力が高く魅力的です。痛みも少なく、ほとんど全身に施術できるところも業務用セルフ脱毛器の特徴となります。
家庭用脱毛器は、自宅で手軽に光脱毛ができる反面、脱毛効果を実感するまで時間がかかったり施術範囲が限られていたりと不便に感じるところも。料金に関しては、脱毛サロンに通うよりも安く脱毛できる点は共通しています。
セルフ脱毛サロンをおすすめしたい方
業務用セルフ脱毛器が使える、セルフ脱毛サロンをおすすめしたい方は、以下の項目に当てはまる方です。
- 業務用セルフ脱毛器を使って脱毛したい方
- 無理なくセルフ脱毛サロンに通える方
- VIOや顔の脱毛を希望している方
- スタッフに体を見られたくない方
- 友達やパートナーと一緒に脱毛したい方
- リーズナブルな料金で脱毛したい方
業務用セルフ脱毛器を使って施術する場合は、家庭用脱毛器と違ってセルフ脱毛サロンに通う必要があります。無理なく通える方は、脱毛効果の高い業務用セルフ脱毛器による施術の方が脱毛効果が高いためおすすめです。
また、セルフ脱毛サロンはパートナーや友達と一緒に脱毛できるところも多くあります。同じ時期に脱毛を検討している方は、一緒に始めるとお互い手助けしながら施術できるため便利です。
とはいえ、なかなかセルフ脱毛サロンに通う時間が取れない方などは、無理せず家庭用脱毛器を検討してみましょう。
セルフ脱毛サロンの利用方法
業務用セルフ脱毛器で脱毛するには、セルフ脱毛サロンを利用する必要があります。セルフ脱毛サロンごとに利用までの流れが異なるため、公式サイトを確認して契約から施術まで行いましょう。
今回は、セルフ脱毛サロンハイジを例に挙げて、利用の流れを解説します。
1.お試し体験の申し込みをする
セルフ脱毛サロンハイジでは、契約前にお試し体験ができます。業務用セルフ脱毛器とお肌の相性を確かめることができるため、初めて利用する方におすすめです。
料金も1,000円と非常にお安く、手軽に体験できるのは大きな魅力と言えるでしょう。申し込みする際に、一人もしくはペアでお試しするか選べます。
出典:セルフ脱毛サロンハイジ公式サイトより
パートナーや友達と体験したい方は間違えないように気を付けてください。
2.希望日時に予約&事前決済
予約サイトから、希望日時を選択して予約しましょう。料金は事前決済になるため、あらかじめクレジットカードなどの用意を済ませておくとスムーズです。
なお、セルフ脱毛サロンは24時間営業のところも多く幅広い時間帯で予約できます。公式サイトから、営業時間などもチェックしておきましょう。
3.予約当日セルフ入室
予約日時になったら、施術室にセルフ入室してください。くわしい場所は公式サイトで確認できます。入室方法についても、事前にメール案内があるので確認しておきましょう。
施術室には、ハンガーなども完備しているので自由に利用して構いません。
4.セルフ脱毛開始
時間内は、セルフ脱毛し放題です。気になる部位から始めて、残り時間は他の部位の施術をするなど、希望の脱毛ができるように工夫してみましょう。
部位ごとの施術時間の目安は下記のようになっています。
出典:セルフ脱毛サロンハイジ公式サイトより
なお、60分の予約だと入室から退室までが60分なので、残り時間を確認しながら進めてください。
5.清掃をして退室
施術を終えたら、ベッドや業務用セルフ脱毛器、室内の清掃を簡単に済ませて退室しましょう。これで、お試し体験は終了です。
なお、清掃以外に身支度などもあるため、時間の確認を忘れないように注意してください。
6.気に入ったら次回のチケット購入して継続!
お試し体験後、毛の抜け具合やお肌との相性など気に入った場合は、次回のチケットを購入して継続しましょう。
チケットは各店舗やセルフ脱毛サロンごとに異なるため、公式サイトを確認して申し込みしてください。
一例として、セルフ脱毛サロンハイジは以下のようなプランが用意されています。
- 定額「通い放題」プラン:月額10,800円(税込)
- 定額「毎月2回」プラン:月額6,500円(税込)
- 都度払い回数券:6,000円(税込)
それぞれ最低契約期間や有効期限などが決まっています。違約条件も設けられているため、通える範囲での申し込みを心がけましょう。
セルフ脱毛サロンを利用する上での注意点
セルフ脱毛サロンを利用する上での注意点は以下のとおりです。
業務用セルフ脱毛器の使い方を確認する
業務用セルフ脱毛器の使い方は、事前にメールで届くところや施術室のマニュアルを確認するところなど、セルフ脱毛サロンによってさまざまです。
操作は難しくありませんが、効果的に脱毛を進めるためにも初めて業務用セルフ脱毛器を使う方は、必ず使い方を確認して正しい方法で施術を行いましょう。
予約当日までに自己処理を済ませておく
業務用セルフ脱毛器に限らず脱毛する際は、肌トラブルを防ぎより効果的に脱毛するために、照射するまえにムダ毛の自己処理をします。
お肌への負担の少ない電気シェーバーを使って、照射する部分のムダ毛はしっかりシェービングしておきましょう。
照射レベルは徐々に上げていく
業務用セルフ脱毛器として導入されているSHR脱毛とHHR脱毛は、IPL脱毛に比べて痛みはほとんどありません。
しかし、照射レベルを最初から最大レベルに設定してしまうと火傷や炎症、赤みなどの肌トラブルを起こす恐れがあります。
肌トラブルを防ぐためにも、照射レベルは低めに設定して徐々に上げていくようにしましょう。
アフターケアを忘れずに行う
照射後のお肌は、熱により乾燥しやすくデリケートな状態です。何もケアをせずに放置していると乾燥が進み、バリア機能が低下することで少しの刺激でも肌トラブルを起こしてしまう恐れがあります。
また、照射の刺激で赤みやヒリヒリした痛み、炎症を起こす場合も少なくありません。
肌トラブルを防ぎ、次回からも効果的に施術を行うためにもアフターケアをしっかり行うことが大切です。
清潔なタオルで包んだ保冷剤で照射した部分を冷やし、ボディローションとボディクリームなどを使って十分に保湿してください。
業務用セルフ脱毛器で効率的に脱毛しよう!
業務用セルフ脱毛器は、家庭用脱毛器よりも効果的に脱毛できるところがうれしいポイントです。
スタッフなどに体を見られることなく、より効果の高い脱毛を自分で行いたい方は、ぜひセルフ脱毛サロンのお試し体験から始めてみましょう。