脱毛と言えば、脱毛サロンやクリニックで施術してもらうものというのが、少しまえまでの常識でした。しかし、今は脱毛事情も変わってきており、セルフ脱毛の需要が高まってきています。
セルフ脱毛は、家庭用脱毛器もしくはセルフ脱毛サロンを利用するのが一般的です。今回は、セルフ脱毛の需要が高まっている理由とそれぞれの脱毛方法の特徴を紹介します。
セルフ脱毛の需要が高まっているって本当?
現在、脱毛サロンやクリニックでスタッフに施術してもらう、従来の脱毛のスタイルではなく、自分で施術するセルフ脱毛の需要が高まってきています。
参考に、株式会社アデランスが47都道府県の20〜60代男女4888人に行った、脱毛の意識調査の結果をまとめたグラフを見てみましょう。
引用元:<脱毛に関する全国意識調査>女性の2人に1人は脱毛経験ありと回答 20~30代はサロンケア、40代からはセルフケア傾向に~都道府県別:ムダ毛の脱毛経験率が最も高いのは長野県&熊本県~ | アデランスより
全体で見てみると、自宅での脱毛器を使ったセルフケアの割合は47.1%とほぼ半数です。次いで多かったのは、脱毛サロンとなっています。
セルフ脱毛の性別は、女性よりも男性が多く60.2%と半数以上がセルフケアを行っているのが実情です。男性にとって、男性専用の脱毛サロンやクリニックであっても通うのはハードルが高いことが想像できます。
女性だけで見ると、セルフケアと脱毛サロンの割合はほとんど変わりません。セルフ脱毛とサロン脱毛、どちらも需要があるという結果だと言えるでしょう。
特にセルフ脱毛率が高いのは40代
次に、セルフ脱毛率が高い年代を見ていきましょう。以下の結果によると、20代と30代は脱毛サロンを利用して脱毛している割合が半数以上です。
自宅での脱毛器を使ったセルフ脱毛の割合が多いのは40代以上の方で、40代、50代、60代と年代が高まるごとに割合も多くなっています。
引用元:<脱毛に関する全国意識調査>女性の2人に1人は脱毛経験ありと回答 20~30代はサロンケア、40代からはセルフケア傾向に~都道府県別:ムダ毛の脱毛経験率が最も高いのは長野県&熊本県~ | アデランス
20代、30代は、自分の時間を作りやすく自由に脱毛に通える環境の方も多いのではないでしょうか。
逆に、40代以降になると脱毛サロンへ通う時間を作ることが難しくなるだけでなく、徐々にそのような場所に行くことに対して恥ずかしさなどを感じる方も出てきます。
また、若いうちは脱毛に通うお金がなかったり利用者が少なかったりと、機会を失っていた方が、40代以降になって余裕が生まれてチャレンジする方もいるのでしょう。
さまざまな理由から脱毛サロンに通えない方にとって、セルフ脱毛の需要は高まっていくことが予想できます。
セルフ脱毛が需要が高まっている理由
調査結果によって、自宅にて脱毛器を使用したセルフ脱毛を導入している方が一定数いることが分かりました。特に男性と40代以降の方は、セルフ脱毛を選択する方が多い結果となっています。
このように、セルフ脱毛の需要が高まっていると考えられる理由を5つ見ていきましょう。
緊急事態宣言から脱毛サロンの営業停止が増えた
新型コロナウィルスの感染数が増す中、緊急事態宣言が発令されたのも記憶に新しいできごとです。緊急事態宣言中は、さまざまなお店が営業停止を余儀なくされました。脱毛サロンも例外ではありません。
スタッフと顧客は近い距離で接するため、感染予防を考慮すれば営業停止は当然の対応でした。
当然、営業していない脱毛サロンには予約することも通うこともできず、中途半端な形で脱毛を休まなければならず、セルフ脱毛にシフトした方もいたようです。
感染予防としてセルフ脱毛デビューした
契約していた脱毛サロンやクリニックなどが営業停止していなかったとしても、自ら感染予防としてセルフ脱毛を始めた方も一定数います。
引用元:コロナ禍における脱毛調査>>3人に2人が脱毛頻度は落ち、5人に1人がセルフ脱毛にシフト|PR TIMESより
わずかではありますが、家庭用脱毛器の利用者がコロナ前が14.3%だったのに対してコロナ後は16.3%と2%増えています。
感染症は自分だけではなく、家族やパートナーにも影響を及ぼすため、誰にも会わずに脱毛できる方法を選んだといった声がありました。脱毛サロンの利用者が大幅に減少しているのも、そういった背景があるのでしょう。
育児や仕事で脱毛サロンに通うのが難しい
脱毛サロンやクリニックは、子連れで通うことはできません。また、仕事の時間や休みなどによっては、なかなか脱毛に通えないといった方もいるでしょう。
このように、育児や仕事で脱毛できない方は自由度の高いセルフ脱毛がニーズに合います。
高額ローンを組むことへの不安があった
脱毛サロンやクリニックで全身脱毛する場合、30万円以上かかるケースはめずらしくありません。一括払いできない場合は、高額ローンを組んで通うことになります。
高額ローンを組むことに不安がある方は、通うことに躊躇するでしょう。月額制の脱毛サロンも、結局は総額を分割した料金であるため不安解消にはなりません。
セルフ脱毛は、脱毛サロンやクリニックのような高額ローンを組む必要はないため金銭的な不安要素なく脱毛できるのは魅力です。
男性が脱毛デビューしやすい
今は、男性も脱毛する時代です。ヒゲや脇、すねなど、ムダ毛がないだけで清潔感が増すため、脱毛に興味を持つ男性は少なくありません。
男性専用の脱毛サロンやクリニックもありますが、周りの目が気になって通うことを躊躇する方もいるでしょう。
脱毛器を使ったセルフ脱毛であれば、自宅で脱毛が完結できます。人目を気にせずに済むため、男性も脱毛デビューもしやすいでしょう。
セルフ脱毛の方法は2つ
脱毛器を使ったセルフ脱毛の方法は、主に以下の2つとなります。
- 家庭用脱毛器
- セルフ脱毛サロン
それぞれの特徴を見てみましょう。
家庭用脱毛器
家庭用脱毛器は、業務用の脱毛器を家庭用に調整して販売している脱毛の定番アイテムです。自宅で好きなタイミングで脱毛できるところが、人気の理由となっています。
価格は機能性に優れている商品であっても7~8万円程度で購入できるため、脱毛サロンに通うよりも安価に脱毛可能です。
セルフ脱毛サロン
セルフ脱毛サロンは、業務用の脱毛器を自分で操作して施術する新しいスタイルの脱毛サロンです。施術にスタッフは入らないため、体を見られたくない方も安心して脱毛に専念できます。
パートナーや友達と一緒に入室できるペアプランを利用すれば、全身脱毛を助け合うことも可能です。またスタッフ完全無人のセルフ脱毛サロンもあるため、男性も利用しやすくなっています。
自宅でセルフ脱毛したい方は家庭用脱毛器がおすすめ!
自宅で気兼ねなくセルフ脱毛したい方は、家庭用脱毛器を選ぶと良いでしょう。仕事からの帰宅後や子どもが寝たあとなど、自分の好きなタイミングで脱毛できます。
自由に外に出るのが難しい方は、セルフ脱毛サロンよりも家庭用脱毛器の方がストレスなく脱毛できるはずです。
今は、サロンクオリティの家庭用脱毛器も販売されています。照射出力を自動で調整してくれる機能や、お肌を冷やしながら照射できる機能などを搭載している家庭用脱毛器もあるため、初心者でも使いやすいものを選んでみましょう。
業務用脱毛器でしっかり脱毛したい方はセルフ脱毛サロンがおすすめ!
業務用脱毛器を使って、しっかり脱毛したい方はセルフ脱毛サロンがおすすめです。お肌への負担が少ない、SHR脱毛やHHR脱毛の脱毛器を導入しているため、痛みに弱い方でも脱毛しやすくなっています。
業務用の脱毛器で施術できるため、脱毛効果も実感しやすいのもポイント。料金も月5,000円程度から通えるサロンもあります。高額のローンを組む必要のないリーズナブルさも、脱毛サロンと異なり魅力的です。
スタッフからの勧誘もなく、完全無人のセルフ脱毛サロンであれば誰にも会わずに脱毛できるためストレスもありません。
まとめ
セルフ脱毛の需要は、新型コロナウィルスをきっかけに高まってきています。今まで脱毛サロンやクリニックに通えないといった理由で、脱毛を始められなかった方もセルフ脱毛なら挑戦しやすいはずです。
脱毛に興味のある男性も、セルフ脱毛を選択している方が多いため、ぜひ家庭用脱毛器やセルフ脱毛サロンの利用を検討してみてくださいね。