脱毛サロンやクリニックで施術してもらう脱毛の他に、家庭用脱毛器やセルフ脱毛サロンによるセルフ脱毛を選ぶ方は少なくありません。
手軽にできるイメージのセルフ脱毛から、軽い気持ちで始める方もいるでしょう。ただし、物事にはメリットだけではなくデメリットもあるものです。セルフ脱毛も例外ではありません。
理想のムダ毛ケアを行うためには、メリットと併せてデメリットも理解しておきましょう。
セルフ脱毛は家庭用脱毛器とセルフ脱毛サロンの2択
セルフ脱毛は、家庭用脱毛器とセルフ脱毛サロンから都合のいい方法を選びましょう。
家庭用脱毛器は、一般家庭で誰でも施術できるように出力を調整して販売されています。各美容メーカーや脱毛サロンが開発した家庭用脱毛器など、数多くの製品が販売されているため、性能や機能によって選ぶことが大切です。
セルフ脱毛サロンは、プロ仕様の業務用の光脱毛器を使って脱毛できます。プロ仕様ではありますが、誰でも操作できるように作られており、マニュアルを見れば簡単に施術できるものです。
どちらを選んでも、ムダ毛を生えにくくする抑毛や減毛という脱毛サロンで得られる脱毛効果と変わりません。適切な照射レベルで定期的に12回以上の照射を繰り返すことで、ムダ毛ケアの必要のない肌へと変化していきます。
家庭用脱毛器のデメリット
ここからは、気になるセルフ脱毛のデメリットについて紹介します。まずは、自宅で脱毛できる家庭用脱毛器のデメリットから見てみましょう。
脱毛サロンやクリニックの脱毛より効果が劣る
同じ光脱毛であるものの、脱毛サロンで使用している業務用の光脱毛器と比較すると脱毛効果が劣ってしまう場合があります。
また、光脱毛より照射パワーの強いレーザー脱毛を受けられるクリニックと比べても、家庭用脱毛器は効果が劣ると認識しておきましょう。なお、レーザー脱毛は脱毛サロンの光脱毛と比較して、さらに効果の高い脱毛方法です。
脱毛サロンやクリニックで扱うような高出力の脱毛器を、知識や技術、資格のない方が扱うのは危険を伴います。あくまでも、家庭用脱毛器は一般家庭で安全に脱毛できる範囲の製品だと捉えておきましょう。
照射レベルの調整が難しい
セルフ脱毛は、自分で脱毛器の照射レベルを適切に調整します。照射レベルを間違えると、脱毛効果が思うように発揮できない場合や、火傷や炎症、強い痛みの原因になるため注意が必要です。
照射レベルは、肌の色や毛の状態などによって変わります。初心者の場合は、もっとも低い照射レベルから徐々に上げて我慢できる程度の刺激に合わせると良いでしょう。
心配な場合は、照射口を肌に当てると自動でレベル調整してくれる機能が付いている製品を選ぶと安心です。
施術しにくい部位がある
自分で照射するため、うなじや背中、腰、Oラインなど、手が届かなかったり見えにくかったりする部位が出てきます。鏡を使ったとしても、1人だと施術しにくく困るかもしれません。
家族やパートナーなど、サポートが頼めない場合は、部分的に脱毛サロンなどを利用することも検討しておきましょう。
IOラインの施術ができない場合がある
家庭用脱毛器は、IOラインへの施術を禁止している製品が少なくありません。自己判断で施術した場合、火傷や炎症などを起こす恐れがあるため危険です。
IOラインを家庭用脱毛器でセルフ脱毛したい場合は、使用可能としている製品を選んで購入しましょう。
セルフ脱毛サロンのデメリット
次に、セルフ脱毛サロンのデメリットを見てみましょう。セルフ脱毛サロンは、家庭用脱毛器よりも脱毛効果を実感しやすいところが魅力です。
しかし、良い部分だけではなく残念に感じるポイントもあるのも事実。しっかり把握しておきましょう。
クリニックのレーザー脱毛より脱毛効果を実感しにくい
セルフ脱毛サロンの業務用光脱毛器は、クリニックのレーザー脱毛と比べると効果を実感するまで時間がかかります。
レーザー脱毛は、医師や看護師といった有資格者のみしか扱えないほどの高出力で毛根に働きかけて5~6回程度で脱毛完了するのが特徴です。
光脱毛の場合、通常の脱毛サロンであっても12回以上の照射回数が必要になります。セルフ脱毛サロンにおいても同様のことが言えるため、レーザー脱毛よりも脱毛完了まで時間がかかると考えておきましょう。
操作方法に慣れるまで仕上がりにムラが出る場合がある
脱毛サロンなどで勤務経験がない限り、プロ仕様の脱毛器を自分で操作して施術することはありません。そのため、操作方法に慣れるまでは照射もれなどが生じてしまい、脱毛効果にムラが出てしまう場合があります。
なお、セルフ脱毛サロンハイジの脱毛器は以下のようなものです。
引用元:オリジナルのハイブリッド脱毛機(HHR方式)|セルフ脱毛サロン ハイジより
利用する際は予約をしてから来店する必要がある
セルフ脱毛サロンを利用する際は、予約が必須です。希望日時の空き状況を見て、毎回予約しなければ利用できません。
予約が煩わしいと考える方は、ネックに感じるでしょう。
時間制限がある
セルフ脱毛サロンの予約は時間制となり、予約した時間内には退室しなければなりません。施術箇所が多いと、時間配分をしなければ最後まで施術できない場合もあるため、注意が必要です。
後片付けと清掃する時間も考慮しなければならない
退室時間までには、施術室の後片付けや清掃の時間も含まれています。時間ギリギリまで照射していると、後片付けや清掃の時間がなくなってしまうため考慮しながら施術しましょう。
清掃などせずに退室した場合、罰金などのペナルティもあります。一人ひとりが気持ちよく使えるように、一般常識内の後片付けと清掃の協力は必要です。
なお、完全無人のセルフ脱毛サロンであっても、定期的にスタッフが清掃や備品補充を行っています。
セルフ脱毛はデメリットだけじゃない!メリットにも注目!
ここまで、家庭用脱毛器とセルフ脱毛サロンのデメリットを紹介しました。しかし、セルフ脱毛はデメリットだけではなく魅力的なメリットも多くあります。
メリットとデメリット、両方を把握した上で、ニーズに合う脱毛方法を探してみましょう。
誰にも見られることなく脱毛できる
セルフ脱毛は、スタッフに見られることなく脱毛できます。他人に見せることに抵抗がある、VIOやすっぴんも恥ずかしくありません。
気兼ねなく脱毛に専念できるのはうれしいポイントです。
自分のタイミングで脱毛できる
家庭用脱毛器は、自分のタイミングで脱毛できます。特に、仕事が忙しい方や育児などで自宅から出られない方などは、家庭用脱毛器であれば隙間時間などでも脱毛できるためおすすめです。
リーズナブルに脱毛できる
脱毛サロンやクリニックで全身脱毛する場合、30万円以上かかってしまう場合があります。契約したコース内で脱毛が終わらない場合は、追加契約でさらに高額になることもめずらしくありません。
一方、家庭用脱毛器は2~8万円程度、セルフ脱毛サロンは月額5,000円程度の定額制などが一般的です。高額ローンを組む必要もなく、予算が少ない方でも挑戦しやすい価格となっています。
家族やパートナーと共有できる
家庭用脱毛器の場合、家族やパートナーと共有できる点も魅力的です。1台あれば、共有しても十分ムダ毛ケアできる製品も多く販売されています。
脱毛する部位を自由に決められる
脱毛サロンやクリニックの場合、契約時に脱毛箇所を決めます。施術時は契約した部位しか脱毛できません。
セルフ脱毛であれば、施術部位はその都度自由に決められます。セルフ脱毛サロンにおいても、予約時間内であれば施術部位は指定されていないため、毎回部位を変えて脱毛することも可能です。
最初は脇だけのつもりでも、徐々に脱毛範囲を広げたくなる方は少なくありません。面倒な追加契約などしなくても、自由に脱毛部位を広げられるのも便利です。
予約が取れないことに悩まずに済む
特に脱毛サロンを利用している方から「予約が取れずにコース消化できない」といった声が多く挙がっています。当然、予約が取れないと施術は受けられず脱毛は進みません。
少しでも早く終わらせたい脱毛を、予約に振り回されてしまうのは非常にもったいないです。
家庭用脱毛器の場合、予約は必要ありません。セルフ脱毛サロンは24時間営業なので、希望時間が空いていなくても少し時間を調整する程度で予約を取りやすくなります。
予約が取れずに悩むのが嫌な方こそ、セルフ脱毛で効率良く脱毛を進めましょう。
まとめ
セルフ脱毛は、デメリットだけを見ると不安になるかもしれません。しかし、脱毛サロンやクリニックにはない魅力も多くあります。
特にセルフ脱毛をおすすめしたいのは、以下のような方です。
- 自由に脱毛したい人
- 人に肌や体を見られたくない人
- 予約に振り回されたくない人
- 仕事や育児で脱毛時間が限られている人
- 高額ローンを組みたくない人&組めない人
ぜひあなたの生活スタイルに合う脱毛方法を選んで、楽しくムダ毛ケアをしてくださいね。