「脱毛した後はどれくらいダウンタイムが続くの?」
「脱毛後に気をつけたいことはある?」
とくに顔の脱毛をする場合は、外出したり誰かと会ったりすることが難しくなるため、ダウンタイムについて気になりますよね。
そこで今回は、脱毛でダウンタイムが起きるのか、また、脱毛後のトラブルを避けるためにはどう過ごせばいいのかなどを解説します。
脱毛後にダウンタイムはある?
エステ脱毛でも医療脱毛でも、とくにダウンタイムはありません。サロンやクリニックで使用している脱毛器は、お肌ではなくムダ毛に集中してエネルギーが届くように作られているからです。
そのため、脱毛当日でも問題なく外出したり人と会ったりできます。ただし、人によっては脱毛部位に熱がこもったり、赤くなったりすることもあるため注意しましょう。
外出が困難になるほど赤みが出ることは滅多にありませんが、お肌が敏感な方は出力を下げてもらうなど工夫をしてもらうと安心です。
ダウンタイムはないけど注意は必要!脱毛後に気をつけたいこと
脱毛にダウンタイムはないとはいえ、気をつけるべきことはいくつかあります。
いつも通りの生活をしているとお肌がダメージを受けてしまうことがあるので注意しましょう。
体温が上がる行動は控える
脱毛した当日は、お風呂や運動、サウナや岩盤浴など体温が上がる行動は控えてください。光やレーザーの影響で脱毛後はお肌に熱がこもっている状態です。
体温が上がるとさらにお肌に熱がこもり、赤みやかゆみなどが出やすくなります。脱毛後だけでなく、脱毛前にもこれらの行動は控えましょう。
お肌を強くこすらない
お肌に熱がこもって敏感になっているため、脱毛後はお肌を強くこすらないように気をつけることが大切です。
赤みやかゆみなどが出やすくなるため、体を洗うときはゴシゴシこすらず、なでるように優しく洗ってください。
もちろん、マッサージやエステ、垢擦りなどもNGです。脱毛当日にこれらの予定がかぶらないようにしましょう。
いつも以上に保湿を行う
お肌に熱がこもると、普段より水分が蒸発しやすくなりお肌が乾燥してしまいます。乾燥肌はバリア機能の低下につながるため、脱毛後はしっかりと保湿を行うようにしてください。
保湿は化粧水やボディクリームなどを使えば問題ありません。こすると刺激を与えてしまうので、摩擦が起きないように塗りましょう。
お肌の乾燥が目立つ部位は肌トラブルを避けるために照射してもらえないこともあることから、脱毛後だけでなく普段からしっかり行うことも大切です。
紫外線対策を行う
脱毛で敏感になっているお肌に紫外線が当たると、赤みやかゆみなどのトラブルが起こることがあります。日焼け止めや日傘、帽子などを使って紫外線対策を行うようにしてください。
なお、脱毛後に限らず日頃から紫外線対策は必須です。日焼けすると光やレーザーがお肌にも反応してトラブルが起こりやすくなります。
お肌の乾燥にもつながるため、脱毛当日だけでなく毎日しっかりと紫外線対策を行いましょう。
脱毛後に起きたトラブルの対処方法
ダウンタイムはないものの、脱毛後には赤みや腫れ、かゆみなどの肌トラブルが起こることがあります。これらのトラブルが起きた場合は、できるだけ早く対処を行うことが大切です。
そのままにしておくと、脱毛部位が化膿して毛嚢炎になってしまうこともあります。
脱毛部位を冷やす
赤みや腫れがある場合は、お肌の状態が落ち着くまでしっかり冷やしてあげてください。水で濡らして冷蔵庫で冷やしたタオルや、保冷剤をくるんだガーゼなどを使うとよいでしょう。
冷やすことで炎症が早く治まるため、症状の悪化を抑えられます。なお、保冷剤を直接お肌に当て続けると凍傷になる恐れがあるため、必ずガーゼやタオルなどにくるんでから使用してください。
施術してもらったサロンやクリニックに相談する
脱毛後にお肌の様子がいつもと違うと感じたら、施術を受けたサロンやクリニックに相談してみるのもおすすめです。どのような症状が起きているのかを伝えることで、どう対処すべきかアドバイスを貰えます。
クリニックで脱毛している場合は、担当医が診てくれることもあるため、とにかくまずは相談してみましょう。
皮膚科を受診する
脱毛してから2~3日経っても症状が落ち着かない場合は、皮膚科を受診するようにしてください。症状に応じて炎症止めや抗菌剤などの薬を処方してもらえることがあります。
人によっては脱毛の影響でアトピーや皮膚疾患などが悪化しているケースもあるため、かかりつけがある場合はいつもの医師に相談すると安心でしょう。
トラブルが起きやすいのはエステ脱毛と医療脱毛どっち?
脱毛には、大きくわけてエステ脱毛と医療脱毛とがあります。
エステ脱毛 | 医療脱毛 | |
受けられる場所 | サロン | クリニック |
施術者 | 無資者 | 医師、看護師 |
脱毛の種類 | 光脱毛 | レーザー脱毛 |
出力の高さ | 弱い | 強い |
医療脱毛のほうが出力が高いので赤みや腫れが出ることがある
エステ脱毛よりも医療脱毛ほうが出力が高いため、赤みや腫れが出やすいと考えられます。ただし、医療脱毛は医師がいなければ施術できません。
お肌の状態に合わせてできるだけ負担が少ないように施術してくれるため、エステ脱毛より安心して受けられるといえるでしょう。
エステ脱毛は出力が弱いものの医師や看護師がいない
エステ脱毛は出力が弱いのでお肌へのダメージをも少ないと思われがちです。しかし、サロンには医師や看護師はいないため、お肌の診察まではしてもらえません。
本来は脱毛に適さないお肌の状態だったとしても、サロンでは見過ごされてしまう可能性があります。
医療脱毛のほうが安心感が高い
医療脱毛だからといってトラブルがゼロになるわけではありませんが、クリニックではお肌にできるだけ影響が出にくい機械を採用し、細心の注意を払って施術を行っています。
万が一脱毛後にトラブルが起きたとしても医師や看護師が在中しているため、すぐに適切な処置を受けることも可能です。そういった面を考慮するのなら、医療脱毛のほうが安心感は高いといえるでしょう。
脱毛に関するQ&A
では、最後に脱毛に関してよく聞かれる質問にお答えしていきましょう。
Q.敏感肌や乾燥肌でも脱毛できる?
敏感肌や乾燥肌の方でも脱毛はできます。
ただし、お肌の状態がよくなく脱毛でトラブルが起こる可能性があると判断された場合は施術を受けられないこともあるでしょう。
Q.生まれつきの色黒でも脱毛できる?
お肌の色がもともと黒めの方でも脱毛はできます。ただし、機械の種類によっては脱毛できないこともあるのでサロンやクリニックに問い合わせてみてください。
ニードル脱毛ならお肌の色に関係なく脱毛ができるので、こちらを検討してみるのもよいでしょう。
Q.脱毛期間中におすすめの自己処理の方法は?
脱毛中は電気シェーバーでの自己処理をおすすめします。刃がお肌に直接当たらないため、負担を抑えながら自己処理ができます。
Q.何回くらい脱毛すると効果が出るの?
毛量や太さによって変わりますが、ツルツルの状態を目指すならエステ脱毛で12~18回、医療脱毛で5~8回ほどが目安です。
Q.エステ脱毛と医療脱毛の大きな違いは?
エステ脱毛では光脱毛、医療脱毛ではレーザー脱毛やニードル脱毛が受けられます。一般に光脱毛のほうが痛みが少なく価格も安い傾向にありますが、医療脱毛よりも通う回数が多くなることがデメリットです。
医療脱毛は痛みが出やすいものの、少ない回数で済みます。
Q.脱毛は痛いって本当?
VIOやワキ、ヒゲなど毛量が多く濃い部位は痛みが出ることがあります。とくに医療脱毛の場合は強い痛みを感じることがあるかもしれません。
出力を調整してもらったり麻酔クリームを使ってもらったりできることもあるため、痛みが不安な方は事前に相談してみてください。
Q.美容手術の後でもすぐに脱毛できる?
美容手術のダウンタイムが終わり、傷口の赤みが引いていれば脱毛を受けられます。
手術から1か月は脱毛をしないようにと決められていることもあるため、脱毛を考えている場合は担当医に相談してください。
まとめ
脱毛にはダウンタイムはありませんが、人によっては赤みや腫れなどお肌に何かしらの症状が出ることがあります。脱毛当日は運動や入浴を控え、お肌を強くこすらないように気をつけましょう。
また、紫外線対策や保湿をしっかりと行うことも大切です。もし脱毛後に気になることがあれば早めにサロンやクリニックに相談し、症状が気になるようであれば早めに皮膚科を受診してください。