ドラッグストアには、あらゆるムダ毛ケア商品が販売されています。
しかし、ドラッグストアの商品を使ってもセルフ脱毛はできません。ドラッグストアの商品は、一時的にムダ毛をキレイにお手入れする除毛となるからです。
長期的な抑毛効果を望む場合は、光脱毛ができるセルフ脱毛サロンか家庭用脱毛器を選びましょう。
今回は、ドラッグストアで購入できるムダ毛ケアアイテムやセルフ脱毛サロン、家庭用脱毛器の違いなどを解説します。
ドラッグストアのセルフ脱毛アイテム
ムダ毛ケアができるセルフ脱毛アイテムは、一般的なドラッグストアにたくさん販売されています。
ムダ毛が気になる季節などは、ドラッグストア内に特設コーナーが設置されている店舗もめずらしくありません。
ドラッグストアで購入できる人気のセルフ脱毛アイテムには、どのようなものがあるのか具体的に見てみましょう。
カミソリ
ムダ毛ケアの定番アイテムとも言えるカミソリは、様々な種類や用途のものが販売されています。
顔用・体用・VIO用など、使用部位に合わせて使いやすい商品を選ぶと処理しやすくおすすめです。
また、肌を傷つけにくいように安全ガードなどが付いているカミソリを選ぶと安心感に繋がるでしょう。
電気シェーバー
電気シェーバーもドラッグストアによっては購入可能です。
カミソリのように、電気シェーバーも部位別に使い分け可能ですが、ドラッグストアだと種類は限られているかもしれません。
基本的には、顔用の電気シェーバーが1つあれば、全身のお手入れに使用できます。
カミソリとは異なり、刃が直接肌に触れずに処理できるため、肌が弱い方やケガや肌トラブルを防ぎたい方は電気シェーバーを選びましょう。
除毛クリーム
除毛クリームは、タンパク質を分解する「チオグリコール酸カルシウム」が配合されており、ムダ毛を溶かしてケアするアイテムです。
ムダ毛をなくしたい部分に除毛クリームを塗り、5~10分程度放置してシャワーで洗い流すだけ※という手軽さから人気のある方法となっています。
カミソリや電気シェーバーで処理したときのような、黒いポツポツ毛穴はできにくく、仕上がりもキレイです。
しかし、除毛クリームは、ムダ毛と一緒に肌にも作用します。炎症や火傷を起こすリスクもあるため、敏感肌の方などは注意して使用しましょう。
なお、顔やVIOへの使用を禁止している製品も多いため、使用箇所は最初に確認してください。
※各製品によって、放置時間やお手入れ方法は異なります。
脱毛テープ
脱毛テープは、強力な粘着力のあるワックスが塗られているシートのことです。ムダ毛のある部分に密着させて毛流れに逆らって剥がすと、ムダ毛が一気に抜けます。
脱毛テープではなく、脱毛シートやワックス脱毛シートなど、呼ばれ方はさまざまです。脚や腕だけではなく、毛の太い脇やVIOのお手入れにも使用可能です。
毛穴からムダ毛がなくなるため、仕上がりはキレイです。しかし、その分肌と毛穴に負担をかけてしまっているのも事実。炎症や肌荒れ、埋没毛などのトラブルが起こるリスクがあります。
痛みも強くなるため、苦手な方は使用する範囲を小さくして少しずつお手入れしましょう。
ブラジリアンワックス
はちみつなどの天然素材で作られているブラジリアンワックスも、ドラッグストアでは購入できる店舗があります。
ワックスで毛を絡めとり、専用のシートで一気に抜いて処理する方法です。ワックスをヘラで塗る手間が増える程度で、お手入れの仕組みはほとんど脱毛シートと変わりません。
ドラッグストアのセルフ脱毛は除毛効果のみ!
ドラッグストアにはたくさんのセルフ脱毛アイテムが販売されていますが、その全てが除毛効果となっています。
脱毛サロンや医療脱毛クリニックのような長期的な抑毛効果は得られません。
ただし、除毛には除毛のメリットがあります。そして、気になるデメリットがあるのも事実です。
具体的な除毛のメリットとデメリットを見てみましょう
除毛のメリット
除毛のメリットは、以下のものが挙げられます。
- 手軽にムダ毛を処理できる
- 一時期的にムダ毛の目立たない状態を保てる
- 脱毛サロンや医療脱毛クリニックよりも安い
- ドラッグストアなどでアイテムを購入しやすい
- 学生でも簡単にムダ毛ケアできる
何と言っても、学生から社会人など幅広い方が手軽にムダ毛ケアができるところがメリットです。
電気シェーバーであれば、ふとムダ毛が気になったときにサッと処理できます。ポーチに電気シェーバーを入れておけば、外出先でも手軽に処理することが可能です。
金額も、商品によりますがカミソリであれば100円で3本セットで販売されています。その他のアイテムも、1,000円程度で購入できるものもめずらしくありません。
外出先にあるドラッグストアでも簡単に購入できる手軽さも除毛の魅力となっています。
除毛のデメリット
メリットの多い除毛ですがデメリットもあるため、併せて把握しておきましょう。
- ムダ毛は数日で生えてしまう
- 除毛を止めたら元の状態に戻る
- 継続するためには費用がかかる
- 肌や毛穴のトラブルが起こりやすい
- 頻繁に処理するため面倒に感じる場合もある
除毛は、ムダ毛の成長を抑制する力はありません。カミソリや電気シェーバーのよる処理であれば、3日程度で毛が生えてくるでしょう。
除毛クリームや脱毛テープ、ブラジリアンワックスの効果は、2〜4週間程度です。
ムダ毛が気になる場合は、再度処理をする必要があり、その都度費用がかかり続けます。
さらに、頻繁なムダ毛処理は肌や毛穴への負担が多く、トラブルを起こしてしまう場合も少なくありません。忙しい毎日のなか、頻繁なムダ毛処理にウンザリする方も多いでしょう。
一時的にムダ毛を処理したいときは除毛でOK
洋服のデザインや予定に合わせて、一時的にムダ毛をキレイに処理しておきたいという方は、カミソリや電気シェーバーなどの除毛で構いません。
丁寧に処理すれば、ムダ毛の目立たない肌状態にすることが可能です。
長期的な抑毛はセルフ脱毛サロン&家庭用脱毛器
「ムダ毛処理が面倒だから、なるべく長く効果を持続できるお手入れがしたい!」という方は、セルフ脱毛サロンや家庭用脱毛器を選びましょう。
これらのお手入れ方法であれば、最終的に除毛の必要がなくなる場合もあります。
抑毛効果を得られるセルフ脱毛は光脱毛
ムダ毛の成長を抑制できるのは、脱毛サロンの光脱毛器です。
現在、この光脱毛器と同じ仕組みで自分でお手入れできるのが、セルフ脱毛サロンか家庭用脱毛器のみとなります。
光脱毛器の光を、定期的にムダ毛のある部分に継続して照射することで、ムダ毛の成長を抑制できます。
お手入れ頻度も徐々に少なくなり、最終的には自己処理の必要がなくなる方もめずらしくありません。
このような長期的な抑毛を維持できるセルフ脱毛は、ドラッグストアにはないと考えておきましょう。
セルフ脱毛サロンと家庭用脱毛器については、コチラのページも併せてご覧ください。
セルフ脱毛サロンと家庭用脱毛器の違い
セルフ脱毛サロンと家庭用脱毛器は、基本的には共に光脱毛となります。ムダ毛を抑制する仕組みや照射頻度、回数なども大きな差はありません。
具体的な違いは、以下の表のとおりです。
セルフ脱毛サロン | 家庭用脱毛器 | |
お手入れする場所 | セルフ脱毛サロンの店舗 | 自宅 |
照射出力 | 業務用の光脱毛器であるため高めに設定されている。 脱毛サロンの光脱毛器よりは低めに調整されている場合もある。 | 一般家庭で安全に使用できるように照射出力は低めに調整されている。 |
照射方式 | SHR方式・HHR方式 | IPL方式 |
照射頻度と回数 | 1~2週間に1回 12回以上 | 1~2週間に1回 12回以上 |
セルフ脱毛サロンは店舗に通う必要がありますが、業務用の光脱毛器を使えるため、高い効果を期待できます。
また、照射方式はSHR方式やHHR方式と呼ばれる、肌の刺激が少ないものがほとんどです。
痛みに弱い方でも無理なくお手入れを進めていけるでしょう。
家庭用脱毛器は、自宅で手軽にお手入れできるところが人気です。
一般家庭で誰でも使用できるように、照射出力は低めに調整されている製品が多くなっています。
照射方式はIPL方式となり、太くて濃い毛、硬い毛などに効果的です。
照射頻度は各セルフ脱毛器によって異なるため、取扱説明書などを確認しましょう。
効果に満足できる回数は12回以上です。中には、18~24回と多くの照射回数を重ねる方もいます。
ライフスタイルに合わせてどちらにするか選ぼう
セルフ脱毛サロンと家庭用脱毛器のどちらにするかは、ライフスタイルに合わせて選ぶと無理なく継続できるのでおすすめです。
勤務先や近所にセルフ脱毛サロンがある方はセルフ脱毛サロン、自宅から自由に出られない方や通うのは面倒という方は家庭用脱毛器を選ぶなど、慎重に検討してみてください。
まとめ
ドラッグストアにあるセルフ脱毛アイテムは、どれも効果は除毛になります。
数日~数週間経過すると、元のムダ毛が生えそろった状態に戻ってしまうのがネックです。
また、頻繁にお手入れすると肌や毛穴のトラブルを起こしやすくなるのも気になるポイント。
長期的にムダ毛の成長を抑制したい場合は、光脱毛であるセルフ脱毛サロンや家庭用脱毛器を選びましょう。これらは、施術を重ねるごとにムダ毛の量が減ったり毛質が変わったりなど、嬉しい効果が多くなっています。
セルフ脱毛サロンと家庭用脱毛器は、ライフスタイルに合わせて選ぶと無理なく継続できるため、ぜひ検討してみてください。