美肌に憧れているものの、何から始めればいいのか分からない方や、ムダ毛処理をしてもお肌がキレイにならないと悩んでいる方はいませんか?
美肌を目指すなら、セルフ脱毛によるムダ毛ケアから始めてみましょう。セルフ脱毛はさまざまな方法がありますが、美肌効果が期待できる方法は2つとなります。
今回は、美肌効果が期待できるセルフ脱毛やなぜ美肌効果があるのかなどを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
美肌効果が期待できるセルフ脱毛は2つ!
美肌効果が期待できるセルフ脱毛は、家庭用脱毛器とセルフ脱毛サロンの2つです。どちらも光脱毛という点は共通しています。それぞれの特徴を、さらにくわしく解説するので見てみましょう。
家庭用脱毛器
脱毛サロンで使われている業務用光脱毛機器を、誰でも使えるように家庭用に調整したものが家庭用脱毛器です。脱毛サロンに通わなくても、同じような効果を自宅で得られるため支持されています。
メラニン色素に反応する特殊な光を照射すると、ダメージを与えることが可能です。2~8週間に1回のペースで照射を12回以上繰り返すと、自己処理せずともムダ毛の目立たなくなります。
ただし、顔やVIOには使用できない商品もあるため、事前に確認しておきましょう。
セルフ脱毛サロン
スタッフではなく、自分で施術するのがセルフ脱毛サロンです。使用できる脱毛機器は、業務用に光脱毛機器であるため、脱毛効果は家庭用脱毛器よりも優れています。
導入されているのは、HHR方式のハイブリッド脱毛器やSHR方式の蓄熱式脱毛器が多く、どちらも従来の光脱毛機器と比較しても痛みが少ないのが特徴です。
これらの脱毛機器は、1週間~10日程度の頻度で脱毛できます。そのため、従来の光脱毛に比べて早く脱毛完了を目指せるのが嬉しいポイント。
完全無人のセルフ脱毛サロンもあり、スタッフと対面することなくサクッと脱毛できるところも気楽です。
セルフ脱毛で美肌効果が期待できる5つの理由
セルフ脱毛で美肌効果が期待できる理由は、大きく分けて5つあります。ムダ毛処理をしてもお肌に悩みを抱えている方は、セルフ脱毛に切り替えてみましょう。
お肌が明るく見える
日本人のムダ毛は産毛を含めて多くの方が黒い色素を持っているため、ムダ毛処理をしないとお肌がくすんだように見えてしまいがちです。
セルフ脱毛をしてお肌を覆っていたムダ毛がなくなるだけで、くすみがなくなり明るくみえるようになります。お顔のくすみも、産毛処理をしただけで軽減する方も少なくありません。
お肌の新陳代謝が高まる
家庭用脱毛器は、IPLという光を照射する商品がほとんどです。IPLは、美肌ケアに使われるフォトフェイシャルと同じものです。IPLを照射すると新陳代謝が高まり、新しい皮膚への生まれ変わりであるターンオーバーを促進。
ターンオーバーが促進されると、シミやそばかす、ニキビ跡などの色素沈着の改善が期待できます。さらに、コラーゲン生成も促進されるため、お肌のキメや弾力の改善や小じわや毛穴のたるみなどを目立たなくなっていくでしょう。
ただし、家庭用脱毛器は脱毛を目的にしているため、これらの効果は「脱毛のおまけ」程度に捉えてください。
肌トラブルのリスクが減る
カミソリなどによる自己処理の頻度が減るため、お肌への負担が大幅に減少します。自己処理によって起きていた肌トラブルのリスクも減り、摩擦によってできてしまった黒ずみも徐々に改善されていく方も少なくありません。
肌トラブルの他にも、ケガのリスクや自己処理時の痛みなども軽減できます。
メイクのりが良くなる
お顔の産毛がなくなると、化粧品がしっかりお肌に密着するためメイクのりが良くなります。ファンデーションなど、セルフ脱毛後は普段よりも仕上がりに満足できるでしょう。
毛穴が目立たなくなる
セルフ脱毛すると、ムダ毛がなくなるため毛穴が目立ちにくくなるためお肌が滑らかに見えるでしょう。また、ムダ毛には皮脂や汚れなどが付着しているため、毛穴を詰まらせる原因になります。セルフ脱毛でムダ毛がなくなれば、毛穴も詰まりにくくなり目立たなくなるでしょう。
肌トラブルが起こりやすいセルフ脱毛もある
セルフ脱毛には、家庭用脱毛器とセルフ脱毛サロン以外の方法もあります。カミソリや毛抜きなどを使った、一時的な除毛もセルフ脱毛に分類されるためです。ただし、これらのセルフ脱毛は肌トラブルが起こりやすいため注意しなければなりません。
それぞれの脱毛方法や、なぜ肌トラブルが起こりやすいのかを解説します。
カミソリ
カミソリは、手軽かつ安価なアイテムであるため、長年愛用している方も多いでしょう。しかし、ムダ毛を剃る際にお肌も一緒に削ってしまっているため肌トラブルが起こりやすくなっています。
カミソリ負けやかゆみ、乾燥など、幅広い肌トラブルの原因です。さらに、ケガのリスクも高いためお手入れの際には注意しなければなりません。
毛抜き
毛抜きは、毛穴から無理矢理ムダ毛を引き抜くお手入れ方法です。毛根から引き抜くため、仕上がりキレイではありますが、毛穴トラブルを起こす恐れがあります。
毛穴に雑菌が入るとニキビのような毛嚢炎(もうのうえん)が、毛穴トラブルの代表です。悪化すると、皮膚科などで処置してもらう必要もあります。
また、毛抜きで抜く際に毛穴に傷がつくため元に戻そうと自然治癒力が働きます。何度も繰り返していると、毛穴は徐々に厚く硬くなっていくためブツブツと目立つ場合もあるでしょう。
除毛クリーム
除毛クリームは、毛やお肌の主成分であるタンパク質に反応して溶かす「チオグリコール酸カルシウム」を配合しているものです。ムダ毛の気になるところに毛を覆うように塗り、5~15分放置して洗い流すだけでツルツルのお肌に仕上がります。放置時間は、商品ごとに異なるため事前に確認しておきましょう。
手軽で仕上がりがキレイなので人気のセルフ脱毛方法ですが「チオグリコール酸カルシウム」は、ムダ毛と一緒にお肌も溶かしてしまうため注意が必要です。ヒリヒリした痛みや熱さ、炎症などを起こす恐れがあります。
敏感肌やお肌が弱い方は、放置時間を早めるなどの対処をしてお手入れしましょう。
ワックス脱毛
脱毛テープを含むワックス脱毛は、毛抜きと同じように毛嚢炎などの毛穴トラブルを招きます。毛穴も徐々に厚く硬くなり、ムダ毛がなくなってもブツブツ毛穴が目立つため美肌とは言い切れません。
さらに、一気に多くのムダ毛を引き抜くため、強い痛みを伴います。痛みに弱い方は、ワックス脱毛は避けた方が無難でしょう。
セルフ脱毛のポイントを押さえ美肌を目指そう
美肌を目指せるセルフ脱毛方法である、家庭用脱毛器とセルフ脱毛サロンでお手入れする際は、いくつかのポイントがあります。よりキレイなお肌を目指すために、ぜひ参考にしてください。
正しい使用方法でセルフ脱毛する
家庭用脱毛器とセルフ脱毛サロンは、脱毛機器を自分で操作して施術する必要があります。事前に取扱説明書などを確認して、正しい使用方法でセルフ脱毛しましょう。
セルフ脱毛サロンの場合は、施術室にもマニュアルが置かれていることがほとんどです。特に難しい操作はないため、マニュアルどおりに進めましょう。
事前処理は丁寧に行う
家庭用脱毛器とセルフ脱毛サロンで照射する前に、施術箇所のムダ毛をしっかりシェービングする必要があります。ムダ毛が残っていると、光が強く反応して火傷などを起こすおそれがあるためです。
特に、IPL脱毛である家庭用脱毛器はメラニン色素に反応する性質があるため注意しましょう。
手の届かない部位は手伝ってもらう
うなじや背中、腰など、自分の手が届かない部位は友達やパートナー、家族に手伝ってもらいましょう。直接見ないで照射すると、照射もれや同じ部分への重複照射などを起こしてしまいます。肌トラブルを避けるためにも、無理に一人でお手入れするのは止めましょう。
なお、セルフ脱毛サロンは2名までなら施術室に入室できるところが多くあります。セルフ脱毛サロンごとに契約方法などが異なるため、事前に確認しておきましょう。
適切な頻度を守る
早くムダ毛をなくしたいからといって、毎日のように照射しているとお肌はどんどんダメージを受けてしまいます。乾燥や痛みなどを起こす恐れがあり、肌トラブルが解消するまでは脱毛を休まなければなりません。
家庭用脱毛器は2~8週間に1回、セルフ脱毛サロンは1週間~10日に1回といったペースがおすすめです。頻繁に照射しても脱毛効果に大きな変化はないので、適切な頻度を守ることを優先しましょう。
日焼けしないように対策する
脱毛期間中は、日焼け対策をしっかり行いましょう。紫外線を浴びて日焼けしたお肌は、火傷した状態と同じです。ヒリヒリした痛みや赤み、炎症、ほてり、乾燥などがある状態で照射すると、さらに悪化してしまうため脱毛できません。
また、日焼けはシミや小じわなどの原因にもなります。日頃から日焼け止めクリームや日傘、帽子などを使って日焼け対策を忘れずに行いましょう。なお、日焼けしてしまったら保冷剤や流水でしっかり冷やし、化粧水や乳液、ボディローション、ボディクリームで保湿ケアをしてくださいね。
セルフ脱毛前後は飲酒や運動を避ける
セルフ脱毛前後に飲酒や運動、入浴などの血行が良くなる行動はNGです。肌トラブルや乾燥などを起こしやすくなるため、セルフ脱毛前後12時間程度は避けましょう。
くわしくは、以下の記事にまとめているので参考にしてみてください。
セルフ脱毛前後のお酒は避けよう!飲酒NGの理由と飲んでしまったときの対処方法
アフターケアは必ず行う
セルフ脱毛後は、必ずアフターケアを行いましょう。アフターケアは日焼けしたときと同じく、ほてりを鎮めるための冷却と乾燥を防ぐための保湿ケアです。照射後のお肌は、熱により乾燥しやすくなっています。そのまま放置していると、乾燥はどんどん進んでしまい粉ふきやひび割れなどを起こすことも。
お肌の乾燥は、美肌を目指す上で避けるべきものです。必ずアフターケアを行って、水分と油分のバランスが良いお肌を保ちましょう。
セルフ脱毛で肌トラブルのない美肌を目指そう!
家庭用脱毛器とセルフ脱毛サロンによる光脱毛は、美肌を目指せるセルフ脱毛です。自己処理の頻度も徐々に少なくなるため、カミソリなどで起きてしまった肌トラブルも解消されていくでしょう。
セルフ脱毛するだけで、お肌が明るくなり、肌トラブルや毛穴トラブルなども起こりにくくなります。ムダ毛ケアを頻繁にしている方もこれからお手入れしようと考えている方も、ぜひ家庭用脱毛器とセルフ脱毛サロンを利用して美肌を目指しましょう。