「セルフ脱毛器の光を当てすぎると肌に何か影響あるのかな?」
「早くムダ毛ケアを終わらせたいから毎日セルフ脱毛したいけれど当てすぎになる?」
セルフ脱毛サロンや家庭用脱毛器によるセルフ脱毛は、自分でスケジュールを決めて施術できるため、適切な頻度を守らず当てすぎてしまうケースがあります。
業務用の光脱毛器よりも出力が低く、効果も分かりにくいため、早く目に見える変化を実感したいと頻繁に光を当てている方もいますが、肌への負担が大きいことを認識しておきましょう。
肌トラブルが起きた場合、セルフ脱毛を中断することになるだけではなく、色素沈着として肌に残ってしまう場合もあります。
今回は、セルフ脱毛器を当てすぎてしまったときの肌トラブルや効果的な進め方などについて解説するので参考にしてみてくださいね。
セルフ脱毛器を当てすぎるとどうなるの?
セルフ脱毛サロンや家庭用脱毛器といった、自分で光脱毛の施術をするセルフ脱毛器は、抑毛効果のある特殊な光を照射して熱を与えます。
光脱毛器によって異なりますが、家庭用脱毛器の光はメラニン色素に反応する光を照射するIPL方式であることが多く、セルフ脱毛サロンの光脱毛器よりも注意が必要です。
セルフ脱毛器を当てすぎてしまうと、肌トラブルや家庭用脱毛器の照射数に影響を及ぼすことを理解しておきましょう。
火傷や炎症などの肌トラブルが起こりやすくなる
セルフ脱毛器を必要以上に当てすぎてしまうと、熱により火傷や炎症、赤み、痛みなどの肌トラブルが起こりやすくなります。
特に、IPL方式の家庭用脱毛器はメラニン色素に反応した光が熱に変わり抑毛効果を発揮する仕組みになっており、当てすぎは火傷などのリスクが高まるため注意してください。
肌の乾燥が進む
セルフ脱毛器を当てすぎると、肌の水分が熱によって蒸発しやすくなり乾燥が進みます。
セルフ脱毛において、肌の乾燥は抑毛効果の低下や照射時の痛みなどの原因となるため避けることが重要です。
また、乾燥した肌を放置して何もケアをせずに過ごしていると、ひび割れや粉吹きなどを起こすリスクが高まります。
ここまで深刻な症状になると、照射時の痛みが強くなるため中断して肌の回復を待たなければなりません。
家庭用脱毛器の消耗が早くなる
家庭用脱毛器の場合、1台につき30万発や100万発など照射できるショット数に上限がある製品がほとんどです。
ショット数がゼロになったときにまだセルフ脱毛を継続したい場合、新しく家庭用脱毛器を購入することになるため追加費用がかかります。
セルフ脱毛器の光を何度も同じ部位に当てたところで、抑毛効果に大きな変化はありません。
そのため、当てすぎは単なる家庭用脱毛器の無駄打ちになり、意味もなく消耗を早めてしまっていることになるのです。
セルフ脱毛器を当てすぎたときの対処方法
セルフ脱毛器を何度も当てすぎてしまったときの対処方法は以下の通りです。
- 火傷や痛みのある部分を冷やす
- 低刺激の保湿ケア用品で保湿する
- 症状が改善されないときは皮膚科へ相談
それぞれ詳しく解説するので参考にしてみてください。
火傷や痛みのある部分を冷やす
セルフ脱毛器を当てすぎて火傷や炎症、赤み、痛みなどが起きてしまったときは、まずは冷やすことを最優先しましょう。
冷やす際は、清潔なタオルやハンカチ、ガーゼなどで包んだ保冷剤を使います。
保冷剤がない場合は、冷たいタオルなどで応用しても問題ありません。
保冷剤などを肌に10秒程度当てて、様子を見てさらに10秒と繰り返しながら十分に冷やしましょう。
なお、長時間同じ部位に保冷剤を当ててしまうと凍傷のリスクが高まり危険です。
1回10~20秒以内を目安にして冷やしすぎにも注意しましょう。
低刺激の保湿ケア用品で保湿する
セルフ脱毛器を当てすぎて乾燥してしまうと、肌を刺激から保護しているバリア機能が低下してしまい、肌トラブルが起こりやすくなってしまいます。
かと言って、アルコール配合などの刺激を感じる保湿ケア用品は染みたり痛みを感じたりする場合もあるでしょう。
セルフ脱毛器を当てすぎてしまったデリケートな肌には、低刺激タイプの保湿ケア用品がおすすめです。
低刺激タイプや敏感肌用などと記載されている保湿ケア用品を使って、当てすぎてしまった部位をしっかり保湿しておきましょう。
症状が改善されないときは皮膚科へ相談
保冷剤で冷やしたり保湿したりしても、肌状態が改善されない場合は、皮膚科へ相談に行くのがベストです。
素人では対処できない肌トラブルでも、皮膚科であれば専門的に治療してもらえます。
なお、セルフ脱毛の再開時期についても皮膚科と相談しながら決めていきましょう。
セルフ脱毛の効果を高めるポイント
セルフ脱毛の効果を高めたいという理由から当てすぎてしまう方は、以下のポイントを守ってお手入れをしてみましょう。
- 適切な照射頻度を徹底する
- 適切な照射レベルに調整する
- 肌の乾燥を防ぐために保湿ケアをする
- 日焼けしないように紫外線対策をする
上記のポイントは、セルフ脱毛をする上で心がけてほしいことでもあります。
効果の高いセルフ脱毛を行うためにも、ぜひ内容を理解して心がけてみてください。
適切な照射頻度を徹底する
セルフ脱毛は、適切な照射頻度を徹底することによって、効率良くムダ毛の成長を抑制できます。
セルフ脱毛サロンの場合は10~14日間に1回、家庭用脱毛器の場合は1~2週間に1回の頻度を推奨されていることが多いです。
利用するセルフ脱毛器によって決められている頻度が異なるため、サロンからの案内や家庭用脱毛器の取扱説明書などを確認してみてください。
なお、ムダ毛の成長が遅くなってきたら、ある程度生え揃うまで照射するタイミングを遅らせると、より多くの毛にアプローチできます。
1カ月や半年など、ムダ毛の成長に合わせて照射する頻度を変えてみましょう。
適切な照射レベルに調整する
セルフ脱毛器は、ムダ毛や肌の色などに合わせて適切な照射レベルに調整しましょう。
調整方法については、利用するセルフ脱毛器によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
一般的には、低い照射レベルから徐々に我慢できる程度の痛みまで徐々に上げていきます。
逆に、痛すぎて我慢できないような照射レベルは高すぎなので下げましょう。
部位や毛量、毛の太さ、肌の状態などでも痛みの感じ方は変わるため、その都度変えることも大切です。
肌の乾燥を防ぐために保湿ケアをする
肌が乾燥していると、セルフ脱毛器の光が浸透しにくく抑毛効果が低下してしまう場合があります。
また、乾燥していると肌のバリア機能も低下しているため、照射時の痛みも強くなりがちです。
適切な照射レベルでセルフ脱毛をするためにも、保湿ケアを日頃から行い乾燥を防ぐように心がけましょう。
特に、お風呂上りとセルフ脱毛後は乾燥しやすいため、ボディローションとボディクリームなどでしっかり保湿ケアしてくださいね。
日焼けしないように紫外線対策をする
セルフ脱毛を始めたら、日焼けしないように紫外線対策を徹底しましょう。
日焼けした肌にセルフ脱毛器の光を照射すると、火傷や炎症、痛みなどのリスクが高まります。
そのため、日焼けしてしまった場合はセルフ脱毛を中断することになり、元の肌状態に戻るまでは照射できません。
日焼け後の褐色肌に照射するときは照射レベルも低くしなければ痛みが強くなるため、抑毛効果も半減することに。
肌トラブルのリスクを避け、効果的にセルフ脱毛を進めるためにも、日焼け止めクリームや日傘、帽子などを使って紫外線対策をしましょう。
まとめ
セルフ脱毛の効果を高めたいからといって、何度も同じ部位に当てすぎてしまうのは避けましょう。
肌への負担が大きく、火傷や炎症、赤み、痛み、乾燥といった肌トラブルを起こすリスクが高まります。
肌トラブルが起きてしまった場合、肌の状態が戻るまではセルフ脱毛を休まなければなりません。
何度も当てたからといって抑毛効果が高まることはなく、むしろ家庭用脱毛器の無駄打ちになってしまっているだけです。
効率良くセルフ脱毛を進めるためには、適切な照射頻度と照射レベルを守り、保湿ケアや紫外線対策を行うことが大切です。
さらに家庭用脱毛器よりも効果を高めたい場合は、業務用の光脱毛器で施術できるセルフ脱毛サロンを検討してみましょう。