サロンやクリニックに通う時間がない方、施術を受けるのが恥ずかしい方に人気なのが家庭用脱毛器です。家庭用脱毛器があれば、誰にも見られることなく自宅で脱毛ができます。
しかし、家庭用脱毛器でも本当に効果があるのか不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、家庭用脱毛器に期待できる効果やメリット・デメリット、効果的な使い方などを詳しく解説します。
家庭用脱毛器にはどれくらいの効果が期待できる?
家庭用脱毛器は、決して安い買い物ではありません。そのため、値段に見合った効果があるのか、家庭用脱毛器でもサロンと同じような効果が期待できるのか気になっている方は多いでしょう。
結論から言うと、家庭用脱毛器でも正しく使えば抑毛効果がしっかりあらわれます。
抑毛して自己処理の頻度を減らす
家庭用脱毛器でも使い続ければ、しっかりと抑毛することが可能です。自己処理の頻度を大幅に減らし、快適な毎日を送れるようになるでしょう。
しかし、残念ながら永久脱毛はできません。永久脱毛ができるのは医療脱毛のみです。
クリニックで受けられるレーザー脱毛やニードル脱毛でないと永久脱毛はできないと言われています。
ニードル脱毛しか永久脱毛できないと言われることもあるため、そもそもどちらでもない家庭用脱毛器では、永久脱毛はできないのです。
継続すれば効果はあるが、時間がかかる
家庭量脱毛器は、誰でも自宅で扱えるように安全のため出力がサロンの脱毛器よりも抑えられています。そのため、効果を実感するためにはサロンに通うよりも長い期間が必要です。
1年半から2年ほどは継続してお手入れを行う必要があるでしょう。ただし、時間はかかるものの、きちんと継続すれば自己処理がほとんどいらなくなる状態にできます。
家庭用脱毛器のメリット
自宅で簡単に脱毛を行える家庭用脱毛器は、忙しい方やサロンに通うのに抵抗がある方に人気です。とはいえ、サロンに通ったほうがいいのか家庭用脱毛器でも十分なのか迷っている方もいるのではないでしょうか。
ここで今一度、家庭用脱毛器のメリットについて詳しく確認しておきましょう。
誰にも見られず抑毛できる
家庭用脱毛器は自分で照射していくものなので、サロンに通うときのように体を誰かに見られる心配がありません。
自分の体を誰かに見られることに抵抗がある方にとって、家庭用脱毛器は安心して抑毛を進められる便利なアイテムです。
サロンやクリニックに通うより安く済む
家庭用脱毛器は安いものだと2万円台、高いもので10万円前後で購入できます。サロンやクリニックで全身脱毛しようとすると30~50万円ほどかかることが一般的です。
そう考えると、家庭用脱毛器はかなり安く済むことが分かります。家庭用脱毛器の種類によってはカートリッジ交換が必要になるものもありますが、それを加味してもサロンやクリニックより大きく費用を抑えられることが特徴です。
好きなタイミングで脱毛できる
家庭用脱毛器は、脱毛する日にちや時間を選びません。自分の都合がよいときに行えばよいため、学校や仕事のスケジュールに振り回されずに脱毛を進められます。
サロンやクリニックは予約が取りづらいことも少なくないため、スムーズに脱毛を進めたい方には家庭用脱毛器がぴったりです。
家庭用脱毛器のデメリット
サロンやクリニックよりも安い価格で脱毛でき、時間や場所を選ばない家庭用脱毛器ですが、人によってはデメリットに感じる点もあります。
購入してから後悔しないように、デメリットについてもあらかじめしっかり確認しておきましょう。
効果が出るまでに時間がかかる
家庭用脱毛器は、サロンでの脱毛と比べると、どうしても脱毛完了までに時間がかかってしまいます。
安全のために出力が抑えられた設計になっているのです。そのため、サロンと同等の仕上がりにするには、継続して脱毛を続ける必要があります。すぐに効果を実感した方にとっては、あまり向いていないと言えるでしょう。
顔やVIOには使えないものが多い
家庭用脱毛器は、顔やVIOには使わないようにと注意書きされているものが多くあります。皮膚が薄くデリケートな部位に照射すると、赤みや腫れ、やけどなどの肌トラブルを起こす可能性があるためです。
ムダ毛が気になっている部位に使えないこともあるので、照射できる部位は事前にしっかり確認しておきましょう。
また、うなじや首のように手が届きにくい部位の脱毛がしにくいというデメリットもあります。
出力の調整が難しい
家庭用脱毛器を使う場合は、出力を自分で調整しなければなりません。出力が弱すぎると思うような効果が出なくなり、高すぎると肌トラブルを起こす原因になります。
サロンやクリニックではスタッフが出力を調整してくれますが、家庭用脱毛器の場合はすべて自分で行うことが基本です。
出力調整に自信がない方は、自動で調節してくれる機能があるものを選ぶようにしましょう。
効果を最大限にするための家庭用脱毛器の選び方
家庭用脱毛器はサロンよりも出力が抑えられているので、効果が出るまでにどうしても時間がかかってしまいます。
しかし、選び方に気をつければ家庭用脱毛器の効果を最大限に発揮することが可能です。
脱毛方式で選ぶ
家庭用脱毛器には、フラッシュ式とレーザー式があります。脱毛効果が高いのは、レーザー式のほうです。フラッシュ式と比べて与えるダメージ量が多いため、期待できる効果も高くなります。
ただし、レーザー式は痛みが出やすく、一度に照射できる範囲が狭い点に注意が必要です。
照射面積で選ぶ
照射面積とは、一度の照射でフラッシュやレーザーを当てられる範囲のこと。照射面積が小さいものはわずか1平方センチメートルしかありませんが、大きなものだと9平方センチメートルほどあります。
照射面積が小さいほど脱毛にかかる時間が長くなったり、打ち漏れしやすくなったりするため、面積が大きいもののほうが使いやすいでしょう。
照射レベルの調節のしやすさで選ぶ
照射レベルを何段階で調節できるかもチェックしておきたいポイントです。数段階しか調節できないものは、自分のお肌に最適な出力に合わせられない可能性があります。
出力は弱すぎても強すぎても十分な効果が得られないため、できるだけ細かく調節できるものがおすすめです。10段階ほどで調節できるものであれば安心でしょう。
使用可能な部位で選ぶ
家庭用脱毛器の種類によって、脱毛できる部位は大きく異なります。Vラインには使えるもの、VIOは一切ダメなもの、顔には使えないもの、鼻から下ならOKなものなどさまざまです。
自分が脱毛した部位に使えるかどうかは必ずチェックしましょう。
カートリッジが交換できるかで選ぶ
家庭用脱毛器によっては、出力がより強いストロングタイプのカートリッジに交換できるものがあります。
お肌の状態に問題がないようでしたら、ストロングタイプを使うのもよいでしょう。
家庭用脱毛器の効果的な使い方
家庭用脱毛器で効果を実感するためには、正しい使い方をすることが大切です。
せっかく自分に合った家庭用脱毛器を選んでも、使い方が間違っていると思うような効果を実感できないことがあります。
自己処理を行ってから脱毛する
脱毛する部位は、必ず自己処理を行っておいてください。家庭用脱毛器はメラニン色素に反応する性質があるため、ムダ毛が長い状態で照射すると必要以上に熱がこもってやけどすることがあります。
前日にカミソリや電気シェーバーで処理しておくようにしましょう。できれば、お肌に傷をつけにくい電気シェーバーを使用するのがおすすめです。
決められた頻度を守って脱毛する
どれくらいの頻度で使うべきかは、メーカーによって異なります。1~2週間に一度の使用を推奨している家庭用脱毛器がほとんどでしょう。
頻度を守らずに毎日使ったり、逆に間を空けすぎてしまったりすると思うように効果が出なくなります。
毎日使うことで肌トラブルを起こしやすくなったり、回数をむだに消費してカートリッジ交換を早めたりすることにもつながるため、脱毛頻度は必ず守るようにしてください。
脱毛期間中は念入りに保湿を行う
照射後は、お肌に熱がこもって乾燥しやすくなっています。そのままにしておくと、かゆくなったり赤みが出たりすることがあるため、脱毛後は必ず保湿を行うようにしてください。
また、脱毛後に限らず日頃からしっかり保湿をしておくことも大切です。乾燥した肌に照射すると痛みが強く出たりトラブルを起こしたりしやすくなってしまいます。
まとめ
家庭用脱毛器はサロンと比べると出力が抑えられているので、効果が出るまでに時間がかかってしまいます。しかし、お手入れを継続して行うことで、自己処理の頻度を大きく減らすことが可能です。
抑毛効果を高めたい方は、レーザー式のものや一度に広範囲を照射できるものを選ぶとよいでしょう。
家庭用脱毛器を使用するときは、必ず事前に自己処理を行い、決められた頻度を守って脱毛していくことが大切です。正しい使い方や選び方を知り、家庭用脱毛器で満足のいく効果を実感できるようにしましょう。