「お肌がかゆいのはセルフ脱毛のせい?」
「かゆいときはどう対処したらいい?」
実は、セルフ脱毛でかゆい思いをしているのはあなただけではありません。多くの方がかゆみを経験しています。時間が経てば落ち着いてくることが多いとはいえ、かゆみはできるだけ今すぐなんとかしたいですよね。
今回は、セルフ脱毛後にかゆいと感じる原因や対処法、かゆみが出ないようにする予防法について解説します。
セルフ脱毛後にかゆいと感じる原因
セルフ脱毛を行った後にかゆいと感じる理由はいくつかあります。
お肌が弱いか強いかにかかわらず、セルフ脱毛後は誰にでもかゆみが出ることがあるため注意しましょう。
お肌が乾燥している
セルフ脱毛後は、お肌に熱がこもっている影響で水分が蒸発しやすく、いつもより乾燥した状態になっています。
乾燥するとバリア機能が低下するため、普段ならなんともない少しの刺激でかゆいと感じることがあるのです。
熱がこもって軽くやけどをした状態になっている
照射レベルがお肌に合っていなかった場合、軽くやけどを起こしている可能性があります。ケガをした部分がかゆくなるのと同じで、やけどが回復する過程でかゆみを感じてしまうためです。
お肌が回復している証拠ではありますが、出力レベルが高すぎる証でもあるので設定の見直しを行いましょう。
ムダ毛が少しずつ生えてきている
セルフ脱毛をして日数が経つと、ムダ毛が少しずつ生えてきます。生え始めたムダ毛の毛先が刺激となり、かゆいと感じることもあるようです。
くりかえし脱毛を行うことで生えてくるムダ毛の量は少しずつ減るため、ムダ毛の成長が原因で起こる痒みは回数をこなすことで次第に落ち着いてくるでしょう。
衣服の摩擦によってお肌が刺激を受けている
セルフ脱毛後のお肌は、熱によるダメージを受けているため普段より敏感になっています。
そこへ衣類の摩擦が加わると、刺激となりかゆいと感じることがあるでしょう。
自己処理によって肌荒れしている可能性も
セルフ脱毛の影響ではなく、脱毛前の自己処理で肌荒れを起こしている可能性もあります。いわゆる、カミソリ負けです。
カミソリはムダ毛と一緒にお肌の表面まで削り取ってしまうため肌荒れを起こしやすくなり、かゆみを生じることがあります。
セルフ脱毛後にかゆいと感じたときの対処法
セルフ脱毛後にかゆいと感じた場合は、そのままにしておかずしっかり対処をしてあげましょう。
掻きむしってしまうとそこから雑菌が繁殖してしまうこともあるため、ひどくなる前にかゆみを抑えることが大切です。
保湿を行う
お肌が乾燥していると、よけいにかゆいと感じやすくなります。かゆいときは普段より念入りに保湿を行ってみてください。普段使っている乳液やボディクリームなどで構いません。
かゆみが強いときは、保湿効果の高いヘパリン類似物質が配合されているものや、かゆみ止めの成分が配合されたクリームを使ってみるのもおすすめです。
脱毛部位を冷却する
かゆみは、冷やすだけでもかなりやわらぎます。塗らしたタオルを冷蔵庫で冷やしたものや、保冷剤をタオルでくるんだものなどを利用して、かゆみが落ち着くまで冷却してみてください。
かゆいと感じたときだけでなく、照射を行うたびにこまめに冷却をすることでかゆみの予防にもなります。
かゆみ止めを塗る
かゆみ止めの医薬品を塗るのもよいでしょう。ドラッグストアで手に入る一般的なかゆみ止めで構いません。ただし、メントールやアルコールが入っているものだとしみることがあります。
また、デリケートゾーンがかゆい場合は普通のかゆみ止めではなく専用のものを購入するようにしてください。腕や脚とデリケートゾーンとでは使えるお薬の濃度が異なるためです。
締め付け感の少ない衣服を着る
ウエストのゴムがきつかったり、皮膚にぴったり密着するスキニーなどを履いたりすると、圧迫されることでかゆみが生じます。
セルフ脱毛してからしばらくは、締め付け感の少ないゆったりした衣服を選ぶようにしてみてください。
セルフ脱毛でかゆい思いをしないための予防法
セルフ脱毛を行う度に毎回かゆい思いをしている方もいるのではないでしょうか。
かゆみが出ないように予防することもできるため、気になる方は次に紹介する方法を試してみてください。
日頃から保湿を徹底する
かゆみの予防には、とにかく保湿が大切です。乾燥そのものがかゆみの原因となるほか、バリア機能の低下によって刺激を受けやすくなるため、脱毛中はとにかく保湿を行いましょう。
脱毛前後だけでなく、毎日しっかりと保湿することが大切です。保湿クリームで体がベタつくのが苦手な方は、普段使っている化粧水を塗ったり、クリームの上からパウダーを重ねたりするとストレスなく過ごしやすくなるでしょう。
照射前後に体温が上がる行為をしない
セルフ脱毛する前後は、次のようなことは控えるようにしてください。
- 入浴
- サウナ
- スポーツ
皮膚の温度が上昇することで血行がよくなり、セルフ脱毛によってお肌にこもっている熱が放出されづらくなります。
熱がたまりすぎるとかゆいと感じたり炎症が起きたりするため、脱毛前後に体温が上がる行為はしないようにしてください。
また、スポーツを行うと、汗や制汗剤が刺激となりかゆみを生じることがあります。少なくともセルフ脱毛を行う前後の24時間はこれらの行為を控えましょう。
自己処理の仕方を工夫する
カミソリでの自己処理は、お肌を傷つけてかゆみを生じやすくなるだけではなく、黒ずみや色素沈着を引き起こす可能性があります。
カミソリは安価で手に入るため使用している方が多いと思いますが、できれば電気シェーバーを使うようにしてください。
電気シェーバーは刃がお肌に直接触れないような設計になっているため、カミソリと比べてお肌への負担が格段に少なくなっています。
セルフ脱毛でこのような症状が出たら皮膚科へ
軽いかゆみなら冷やしたり薬を塗ったりすることで落ち着くことがほとんどです。
しかし、次のような状態に該当する場合は、自分でなんとかしようとせず早めに皮膚科を受診するようにしましょう。
かゆいのが続いている
冷やしてもかゆみ止めを塗っても効かないようなかゆみが1週間以上続いている場合は、皮膚に何かしらのトラブルが起きている可能性があります。
放っておくと治るまで脱毛ができなくなるほど症状が悪化することもあるため、1週間を目途に皮膚科の受診を考えましょう。
脱毛した部位の赤みが続いている
赤みが数日続いている場合は、雑菌が繁殖していたりやけどしていたりする可能性があります。
適切な治療を行わないと跡が残ったり治りが遅くなったりするため、赤みが続くときも早めに皮膚科を受診しましょう。
毛嚢炎ができている
毛嚢炎(もうのうえん)とは、毛穴から黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などの雑菌が入り炎症を起こしている状態のことです。
一見するとニキビのようにも見えるため、「たまたまニキビができたのかな?」と放置してしまう方もいますが、放っておくと色素沈着になってしまうことがあります。
ニキビなのか毛嚢炎なのかを自分で判断するのは難しいため、脱毛後にニキビのようなできものができたら皮膚科を受診して適切な治療を受けるようにしましょう。
まとめ
セルフ脱毛後にかゆいと感じる原因には、お肌の乾燥や軽いやけど、ムダ毛の成長や衣類による摩擦などがあります。かゆみが続くときは、患部を冷やしたりかゆみ止めを塗ったりすることで落ち着くでしょう。
日頃から保湿を心がけ、脱毛前後に入浴やスポーツなどを避けることでかゆみは予防できます。
かゆいのがしばらく続いたり、赤みがしばらく消えなかったりする場合は皮膚科を受診して治療を行うようにしてください。