セルフ脱毛前に自己処理することは知っていても、毛の長さまでは気にしていない方もいるかもしれません。
セルフ脱毛を効果的に進めるためには、毛の長さを2mm以下に剃ることが重要です。
毛の長さが2mm以上あると、火傷や炎症などを起こす恐れがあるだけではなく、抑毛効果が半減する場合があります。
今回は、セルフ脱毛のときに意識したい毛の長さのことや自己処理方法などについて見ていきましょう。
セルフ脱毛するときの理想の毛の長さは?
セルフ脱毛サロンや家庭用脱毛器を使った光脱毛によるセルフ脱毛では、毛の長さが2mm以下になるように自己処理をしましょう。
2mm以上の長さがある状態で光を照射すると、通常より強く反応してしまいます。
その結果、火傷や炎症、強い痛みなどを起こすリスクが高まり危険です。
セルフ脱毛前の自己処理をするときは、毛の長さが2mm以下になるように意識しましょう。
毛が長いと抑毛効果にも影響する?
毛の長さが2mm以上ある場合、火傷や炎症、強い痛みを伴うだけではなく抑毛効果にも支障をきたします。
セルフ脱毛サロンや家庭用脱毛器の光脱毛は、メラニン色素に反応する光を毛に照射して抑毛効果を発揮するものです。
十分な抑毛効果を発揮させるためには、最大限の光のパワーを届けなければなりません。
しかし、長い毛が肌の上に残っていると、光が分散されてしまいます。
結果的に、十分な抑毛効果を発揮できず完了時期が遅れることに。
セルフ脱毛前には、しっかりと毛を短く処理しておきましょう。
セルフ脱毛前の適切な自己処理方法
自己処理は、セルフ脱毛前の大切な工程となります。
肌への負担を抑えるだけではなく、剃り残しなくキレイに自己処理する方法を見ていきましょう。
電気シェーバーを使う
セルフ脱毛前の自己処理には、電気シェーバーを使いましょう。
電気シェーバーは直接刃が肌に触れないため、肌トラブルを起こしにくくなっています。
顔用・体用・VIO用と、部位別に形の異なる電気シェーバーが販売されているため、使いやすいものを揃えておくと安心です。
なお、顔用の電気シェーバーを使えば全身の自己処理ができるため、無理に全て揃えなくても構いません。
毛の流れに沿って剃る
自己処理する際は、毛の流れに沿って剃りましょう。
なかには、毛の流れに逆らって剃った方がよく剃れるという方もいますが、肌や毛穴に負担がかかるため避けてください。
顔やVIOも、毛の流れを確認しながら少しずつ剃ると、肌トラブルを防げます。
VIOはハサミでカットしてから剃る
毛量が多く毛の長いVIOは、最初にハサミで短くカットしてから剃りましょう。
長い毛をカットしないで自己処理すると、根元から剃りにくいため、剃り残しが発生しやすくなります。
それだけではなく、電気シェーバーで毛を引っ張ってしまい、痛みや肌や毛穴のトラブルを起こす可能性があり危険です。
VIOは、ハサミである程度の長さまで毛を短くカットしてから剃りましょう。
保湿する
自己処理を済ませたら、ボディローションとボディクリームなどで保湿しましょう。
電気シェーバーを使うとはいえ、自己処理後の肌は外部からの刺激を受けやすいデリケートな状態です。
保湿してバリア機能を高めると、肌を刺激から守ることができます。
バリア機能が高い肌は、セルフ脱毛器で照射したときの刺激を和らげる効果もあるため、忘れずに保湿ケアをしましょう。
セルフ脱毛前の自己処理のポイント
セルフ脱毛前の自己処理ポイントを確認しておきましょう。
毛の長さを短くすることだけではなく、以下の6つのポイントを心がけると、よりスムーズに自己処理できます。
セルフ脱毛の1~2日前に自己処理する
自己処理するタイミングは、セルフ脱毛の1~2日前がベストです。
自己処理直後にセルフ脱毛すると、肌に負担がかかってしまいます。
また、3日以上前に自己処理してしまうと、毛の長さが長くなりすぎてしまう場合もあるため適していません。
肌状態と毛の長さの両方を考慮すると、セルフ脱毛の1~2日前の自己処理をおすすめします。
力を入れずに自己処理する
自己処理する際は、力を入れずに優しく剃りましょう。
電気シェーバーとはいえ、力を入れて剃ると肌を傷つけたり負担がかかったりします。
肌トラブルが出た場合は、症状が落ち着くまで待ってからセルフ脱毛しなければなりません。
肌表面を優しく撫でるように、力を入れずに自己処理しましょう。
明るい場所でムダ毛を確認する
ムダ毛をしっかり確認できるように、明るい場所で自己処理しましょう。
特に、産毛のような細いムダ毛は薄暗い場所だと確認しにくいため、剃り残しの原因になります。
剃り残し部分への照射は肌トラブルの原因になるため、明るい場所でしっかり確認して自己処理しましょう。
見えない部分は鏡を使うもしくは手伝ってもらう
うなじや背中、腰、Oラインなど、自分の目で見えない部分は、鏡を使ったり手伝ってもらったりしましょう。
見えないままおおよその感覚で自己処理すると、剃り残しなどの原因になります。
なお、うなじはしっかり確認しながら剃らないと形が崩れてしまうため、誰かに手伝ってもらうのがベストです。
Vラインは形を事前に決めておく
Vラインは、自分の好みの形に整えるように照射するため、事前に形を決めておきましょう。
何も決めずにVラインの自己処理をしてしまうと、理想の形に仕上がらず後悔することも。
形を整える方はもちろん、ツルツルの無毛にするハイジニーナを希望している方も、セルフ脱毛後は元に戻すことが難しいため、慎重に検討しましょう。
Vラインの形は、コチラのページを参考にしてみてください。
顔やVIOはホットタオルで温めておく
顔やVIOの自己処理をするときは、ホットタオルで温めると肌や毛が柔らかくなるため剃りやすくなります。
温めずに自己処理すると、毛が硬く剃りにくいため肌への負担が大きくなりがちです。
女性だけではなく男性がヒゲをセルフ脱毛する場合も、しっかり温めてから剃る方が肌への負担が少なく、剃りやすさもアップします。
VIOは太くて毛量も多いため、温めて毛や肌を柔らかくしてから剃った方が、肌トラブルを起こしにくくなるのでおすすめです。
なお、ホットタオルで温めるのが面倒な方は、入浴後がベストタイミング。
湯船に浸かることで体だけではなく肌や毛も温まっているため、保湿ケアをする前に自己処理するとホットタオルの手間が省けます。
セルフ脱毛前のNG自己処理方法
セルフ脱毛前の自己処理方法で避けてほしいのが、以下の2つです。
- 毛穴からムダ毛がなくなる毛抜きやワックス脱毛の使用
- カミソリによる自己処理
セルフ脱毛サロンや家庭用脱毛器の光脱毛は、ムダ毛のメラニン色素を利用して抑毛効果を発揮します。
そのため、毛穴からムダ毛がなくなると光を照射しても抑毛効果が得られません。
必ず、毛穴にムダ毛が残っている状態にしましょう。
カミソリは肌表面の角質も一緒に削ってしまう場合があるため、肌トラブルを起こしやすい自己処理方法です。
セルフ脱毛を始めたら、カミソリの使用を避けて電気シェーバーのみで自己処理しましょう。
まとめ
セルフ脱毛する際は、毛の長さに注意しましょう。毛の長さが2mm以上あると、火傷や炎症、強い痛みを起こす恐れがあります。
また、肌の表面に長い毛が残っていると、セルフ脱毛器の光が分散されてしまうため、抑毛効果が十分に発揮されません。
より効果的にセルフ脱毛を進めるためにも、毛の長さは2mm以下になるように自己処理しましょう。
自己処理する際は、肌トラブルを起こしにくい電気シェーバーを使うのがポイントです。
また、毛の長いVIOはあらかじめハサミで短くカットすると剃りやすくなります。
効果的にセルフ脱毛を進めるためにも、電気シェーバーで毛の長さを2mm以下に剃ってから照射するように心がけてくださいね。