「顔のセルフ脱毛をする際、化粧水や乳液はつけない方がいいの？」
「化粧水はどんなものを使えばいいのかな？」
プロではなく、自分で光脱毛器を使ってムダ毛ケアをするセルフ脱毛だからこそ、分からない部分は多くなりがちです。
普段のスキンケアで使っている化粧水を、照射前に使っていいのか分からない方もいるでしょう。
結論から言うと、セルフ脱毛前の化粧水は避けてください。肌に何もつけていない状態で照射することで、最大限の抑毛効果を発揮できます。
今回は、セルフ脱毛の効果を高めるポイントや化粧水の使用方法、注意点などを解説するので参考にしてみてください。
顔のセルフ脱毛前の化粧水などの保湿は控えよう
セルフ脱毛をするにあたって、保湿ケアは欠かせないものです。しかし、セルフ脱毛前の化粧水の使用はあまりおすすめできません。
セルフ脱毛前の化粧水の使用を控えた方がいい理由を解説します。
セルフ脱毛の効果が半減する場合がある
顔に化粧水をつけた後に、セルフ脱毛サロンや家庭用脱毛器の光を照射すると、本来発揮できる効果が半減してしまう恐れがあります。
セルフ脱毛器の光は、毛のメラニン色素に反応することで毛の成長を抑制するという仕組みです。
照射する前に化粧水をつけると、毛穴に保湿成分や美容成分などが入りこみ、光の妨げになる可能性があります。
光が妨げられると抑毛効果も半減してしまうため、何も顔につけていない状態で照射するのがベストです。
セルフ脱毛前は、化粧水だけではなく乳液や美容器、クリームなどの使用も控えましょう。
化粧水よりも、保湿成分や美容成分が毛穴を塞いでしまう可能性が高くなっています。
化粧水などを使用してしまったら洗顔する
化粧水や乳液などをつけてしまった場合は、照射前にクレンジングや洗顔をして何もつけていない状態に戻しましょう。
クレンジングや洗顔フォームなどがないセルフ脱毛サロンの場合は、ウェットティッシュやクレンジングシートなどを使用して拭き取ってください。
ただし、拭き取りは肌への負担がかかりやすいため、力を入れず優しく拭き取りましょう。
顔のセルフ脱毛後は化粧水＆乳液で徹底保湿
顔のセルフ脱毛を終えたら、化粧水と乳液、クリームなどを使って徹底的に保湿ケアをしましょう。
セルフ脱毛後の肌は、照射による熱で乾燥しやすい状態です。炎症や痛み、腫れ、痛みなどの肌トラブルを起こしやすくなっています。
このような肌トラブルを防ぐためには、保湿をして外部の刺激から肌を守るバリア機能を高めることが重要です。
化粧水で肌に水分を補い、乳液やクリームなどの油分を重ねて蒸発を防ぎましょう。
保湿力を高めるためのポイント
肌の乾燥が気になる方や肌が弱い方などは、保湿力を高めるために以下のポイントを押さえてお手入れしましょう。
・化粧水は、保湿力と保水力に優れているヒアルロン酸やアミノ酸、セラミッド、コラーゲンなどが配合された製品を選ぶ
・顔のセルフ脱毛後は保湿力を高めるためにパックを使用してお手入れする
・アルコールやエタノールなどが配合されているものは刺激を感じる場合があるため避ける
セルフ脱毛後の肌状態は、個人差があります。
何を使えばいいか分からない方は、敏感肌用や低刺激タイプといった肌に優しい化粧水や乳液を使用して様子を見ましょう。
顔のセルフ脱毛前後のスキンケアポイント
顔のセルフ脱毛前後に行うスキンケアのポイントをご紹介します。
化粧水や乳液などによる保湿以外にも、心がけたいポイントを順番に見ていきましょう。
メイクはしっかり落としてからセルフ脱毛を始める
セルフ脱毛時にメイクをしている場合は、クレンジングと洗顔でしっかり落としてから照射しましょう。ファンデーションなどにより、毛穴が塞がれていると光が毛穴の奥まで届きにくく、効果が半減してしまいます。
薄いメイクをしていたりほとんどメイクが落ちていたりしても、毛穴には化粧品が詰まっている状態です。
メイクをしていたら必ず落としてから、セルフ脱毛を始めましょう。
セルフ脱毛後のメイクは薄めを心がける
セルフ脱毛後の肌は、刺激を受けやすいデリケートな状態です。普段と同じメイクでも、摩擦や刺激を感じたり肌トラブルを起こしたりする可能性があります。
メイクを落とすときのクレンジング料も肌トラブルの原因になりかねません。
そのため、セルフ脱毛後にメイクをしなければならない場合は、クレンジングミルクなどで簡単に落とせる程度の薄化粧を心がけてください。
家庭用脱毛器ではなく、セルフ脱毛サロンで施術を行う場合は、マスクや帽子、メガネ、サングラスなどを準備してノーメイクでも帰宅できるようにしておくと良いでしょう。
日焼け止めを使用しているときも落としてから照射する
メイクではなく日焼け止めだけを使っている場合も、必ずクレンジングで落としましょう。
石けんのみで落とせる日焼け止めもありますが、念のためクレンジングを使って落とすと、よりセルフ脱毛に最適な肌となります。
照射前の自己処理は電気シェーバーを使用する
セルフ脱毛前の自己処理は、カミソリではなく電気シェーバーを使用しましょう。
電気シェーバーは、カミソリとは異なり肌に刃が当たりません。そのため、肌を傷つけたり肌荒れしたりするリスクが大幅に減ります。
自己処理で肌を傷つけてしまった場合は、セルフ脱毛器での照射を中止しなければならないため、丁寧にゆっくりとシェービングしましょう。
保湿以外でセルフ脱毛前後に注意したいポイント
セルフ脱毛後は、化粧水や乳液などによる保湿ケア以外にも注意したいポイントがあります。
なお、顔のセルフ脱毛以外にも、脚や腕、脇など全身の照射後にも注意したいポイントなのでぜひ覚えておきましょう。
今回は、主に挙げられる3つのポイントをご紹介します。
紫外線対策をする
日焼けした状態で照射すると、火傷や炎症などの肌トラブルを起こすリスクが高まります。
また、日焼けしてしまった場合、ヒリヒリした痛みや赤み、炎症などが落ち着かないと照射できません。
日焼けが落ち着き褐色肌になると、セルフ脱毛器の光が肌の色にも反応しやすくなり痛みが増します。その結果、普段よりレベルを落として照射しなければならず、抑毛効果が半減してしまうことに。
肌トラブルを避け、なおかつ最適な照射レベルで照射できるように、セルフ脱毛を始めたら紫外線対策を忘れずに行いましょう。
体温の上がる行動を24時間以上控える
セルフ脱毛後は、体温の上がる行動をするとかゆみや赤み、痛みなどを引き起こす原因になるため控えましょう。
具体的には以下のものが挙げられます。
・入浴（シャワーを浴びる程度ならOK）
・運動
・サウナ
・飲酒
なお、これらの行動はセルフ脱毛前も控えましょう。血行が良くなり体温が上がると、赤みやかゆみなどが起きる恐れがあります。
ピーリングは2週間程度空ける
顔の古い角質を取り除くために、定期的にピーリングを行っている方もいるでしょう。
ピーリングは、角質ケアを行うと共に肌への刺激にもなっています。
肌も乾燥しやすくなるため、肌状態が落ち着くセルフ脱毛後2週間は空けてからピーリングを行いましょう。
ただし、セルフ脱毛は2週間に1回程度の頻度で照射できるケースが多くなっています。
セルフ脱毛の頻度の兼ね合いでピーリングするタイミングがない方は、以下のような方法で角質ケアをしてみてください。
・酵素洗顔
・炭酸洗顔
・拭き取り化粧水
これらは、角質ケアの定番とも言えるスキンケア方法です。肌状態を見ながら、自分に合う方法を探してみましょう。
まとめ
顔のセルフ脱毛をする際は、化粧水や乳液などのスキンケアを避けて照射しましょう。毛穴に何もない状態が、最も光が浸透しやすいベストな状態です。
もしも、乳液や日焼け止めを塗っていたりメイクをしていたりしたら、しっかりクレンジング料で落としてから照射しましょう。
逆に、セルフ脱毛後は化粧水と乳液などを使用して、入念に保湿ケアを行ってください。保湿をすることで、外部の刺激から肌を守るバリア機能を高めることができます。
なお、セルフ脱毛後のデリケートな肌には、アルコールなどの含まれていない敏感肌用や低刺激タイプを選ぶとピリピリした痛みを感じずお手入れができるのでおすすめです。