セルフ脱毛をしていると、悩んでしまうのが生理中のお手入れです。生理中のセルフ脱毛は、基本的には避けた方が良いとされています。これは、衛生面や肌、抑毛効果への影響などが理由です。
特に、VIOとお尻に関しては生理中のセルフ脱毛は避けるべきと言われています。通常の脱毛サロンなどでも、生理中の施術は難しいとしているところがほとんどです。
また、セルフ脱毛サロンを利用している場合は、キャンセルのタイミングも考慮しなければなりません。
今回は、生理中のセルフ脱毛するリスクや注意点などを解説します。
生理中にセルフ脱毛するリスク
まずは、生理中にセルフ脱毛するリスクから紹介します。生理中の肌状態は、いつもと違うことを念頭に置いて、セルフ脱毛を行うように心がけましょう。
生理中は肌トラブルが起こりやすい
生理中は、肌荒れやニキビ、乾燥などが起きやすく、肌の不調を感じる方が少なくありません。これは、ホルモンバランスの乱れが原因となり、いつもよりも肌が敏感になっていることが理由に挙げられます。
セルフ脱毛で照射する光は、メラニン色素に反応して熱に変わるため、肌トラブルを悪化させてしまう恐れがあります。また、光の刺激によって肌トラブルが起きてしまう可能性もあるため、生理中は避けた方が無難です。
痛みを強く感じる
生理中の肌は、普段よりも敏感になっていることが多く、痛みなどの刺激を強く感じやすくなっています。普段と同じ照射レベルで照射しても痛みを強く感じる場合があり、我慢できないこともあるでしょう。
特に、毛が太い部位や骨が近い部位などは、痛みを感じやすいため注意が必要です。
適切な照射レベルでお手入れできない
生理中は、肌トラブルが出やすく痛みも強く感じることがあるため、いつもより照射レベルを低くしなければならない場合があります。これは、適切な照射レベルとは言えず、抑毛効果が半減してしまう原因になります。
スムーズに抑毛効果を発揮させたいのであれば、毎回適切な照射レベルでアプローチすることが大切です。生理が終われば、またいつもと同じ照射レベルでお手入れできるため、終わってからセルフ脱毛を再開した方が抑毛効果も安定します。
ホルモンバランスの影響で毛周期がずれていることがある
セルフ脱毛を進めるためには、毛の成長サイクルである毛周期に合わせて照射することが大切です。特に、IPL方式の製品がほとんどである家庭用脱毛器は、メラニン色素がもっとも濃い成長期のムダ毛にしか抑毛効果を発揮できません。
生理中は、ホルモンバランスの影響で毛周期がずれていることがあると言われています。いつもと同じスパンで照射したとしても、生理で毛周期がずれていることで成長期の毛が少ない場合があります。
結果的に抑毛効果が発揮できるムダ毛は少なく、生理中に照射しても大きな変化は得れらません。
生理中にセルフ脱毛できない部位とできる部位
生理だからといって、なかなかセルフ脱毛の時間が取れない方は休むのも躊躇してしまうものです。特にセルフ脱毛は自己判断によって全て自分で行えるため、少しぐらいならお手入れしても良いのでは?と考える方もいるでしょう。
しかし、セルフ脱毛サロンを利用しているなら、他の利用者のことも考えて行動しなければなりません。生理中にセルフ脱毛できない部位は、生理がしっかり終わったことを確認できてから再開しましょう。
VIOとお尻は生理が終わるまでNG
生理中は、経血の関係からVIOとお尻のセルフ脱毛は行えません。
特に、多くの利用者がいるセルフ脱毛サロンの場合、経血が照射口や施術台などに付着すると感染症などを起こす原因になります。
生理の終わりかけでほとんど出血していなかったとしても、きちんと終わりまではVIOとお尻の施術は控えましょう。
また、家庭用脱毛器についても同じことが言えます。家族やパートナーと共有している場合、衛生的に不安が残るため使用を控えましょう。
どちらにしても、出血していると施術しにくく照射もれなどを起こす可能性が高まるため、生理が終わるまではお休みした方が無難です、
VIOとお尻以外は生理中もOK!でも基本的には控えた方が無難
経血の影響がない、脇や腕、脚などは、セルフ脱毛できます。このときに注意したいのは、照射レベルの調整や肌への刺激を感じたら中止することです。
経血の影響はないとはいえ、肌への負担はいつも以上に大きくなります。どうしても生理中にお手入れしたい場合は、照射レベルを落として少しずつ慎重に行いましょう。
スケジュール調整できるのであれば、基本的には生理が終わるまでお休みすることを優先させてください。
生理中にセルフ脱毛した場合の注意点
生理不順の方や生理予定日がずれてしまった方など、急に生理が始まってしまうケースはめずらしくありません。
セルフ脱毛を始めてから生理が来ていることに気がつく場合もあるでしょう。そのようなときは、適切に対応すれば大きな問題はないため、慌てたり過度な心配をしたりしなくても構いません。
まずは、照射した部分をタオルで包んだ保冷剤や冷たいタオルなどで冷やしましょう。冷やすことで、肌の火照りや刺激による痛み、かゆみなどを抑えられます。
その後、ボディローションとボディクリームでしっかり保湿しましょう。保湿は、外部の刺激から肌を守るためにとても大切なケアです。普段のセルフ脱毛後のアフターケアと同様、優しく馴染ませて保湿しましょう。
その後、肌トラブルなどが起きなければ、生理が終わり次第セルフ脱毛を再開させて問題ありません。
セルフ脱毛サロンの場合は念のため連絡を
セルフ脱毛サロンを利用して、VIOやお尻の施術をしているときに生理が来てしまった場合は、直ちに脱毛器の使用を止めましょう。
もしも経血が脱毛器の照射口や施術台に付着してしまったら、消毒液とティッシュなどで丁寧に拭き取ります。その後、サロンへ念のため状況を連絡しておきましょう。連絡することで、その後の清掃時に再度消毒などの対応を取りやすくなります。
セルフ脱毛サロンへの連絡は、各サロンによって異なるため確認しておきましょう。
セルフ脱毛サロンは早めにキャンセルしよう
家庭用脱毛器ではなく、セルフ脱毛サロンを利用してムダ毛ケアをしている場合は、生理が来たら早めにキャンセルの手続きを済ませましょう。セルフ脱毛サロンだけではなく、通常の脱毛サロンやクリニックも、キャンセルにはペナルティを設けているところが少なくありません。
特に、当日キャンセルや無断キャンセルに関しては、厳しいペナルティを設けているケースが多いため、事前に確認して早めに対応できるようにしておきましょう。
参考までに、セルフ脱毛サロンハイジの利用規約からキャンセルに関する部分を紹介します。
引用元:セルフ脱毛サロンハイジ利用規約
上記を見るとわかるように、キャンセルの理由に関係なく回数消化もしくは罰金2,000円のペナルティが発生します。
これは、早めに予約をキャンセルすることで他の利用者が予約ができる機会を失うためです。他の利用者とサロンの双方に迷惑をかけることになるため、キャンセルには厳しいペナルティを設けています。
生理が始まったら一旦キャンセルして、また終わるころに予約を取り直しましょう。また、周期が定まっている場合は、生理付近の予約は避けておくと安心です。
まとめ
生理中にセルフ脱毛をしても、肌トラブルを起こしたり痛みが強くなったりなど、特にメリットはありません。照射レベルも低くしなければならない場合もあるだけでなく、肝心な毛周期が乱れてしまっていることもあり、抑毛効果を期待できないこともあります。
抑毛効果をしっかり発揮させるためにも、生理中のセルフ脱毛はお休みして、しっかりと生理が終わったのを確認してから再開させましょう。