首の前面やうなじなどのムダ毛をスッキリさせるためには、セルフ脱毛サロンや家庭用脱毛器によるお手入れを取り入れてみましょう。
首のムダ毛を抑制することで得られるメリットは、男女問わず多くあるためおすすめです。
ただし、首のセルフ脱毛はお手入れする際のポイントや注意点もいくつかあります。脚や腕などのように、ただ全体的に照射するだけではないため、今回の内容を確認しながら進めてみてください。
首はセルフ脱毛できる?範囲や回数は?
首のセルフ脱毛の範囲は、耳の下から鎖骨より上の首周りとなります。脱毛サロンやクリニックでは、首の後ろ部分はうなじ脱毛と分類されていることがほとんどです。
首前面のセルフ脱毛に関しては、不安な方は避けて照射することも視野に入れましょう。実際、脱毛サロンのなかには施術範囲に首前面を含めていない店舗もあります。
喉元への照射となるため、甲状腺疾患を持っている方や喉ぼとけが気になる男性などは、無理にセルフ脱毛を選ばずに医療機関へ相談することをおすすめします。
抑毛効果に満足するまでに必要な回数は、12回以上を目安にしましょう。特に、うなじは毛量や範囲などに個人差があるため、24回など多くの照射回数が必要になるケースもめずらしくありません。
首をセルフ脱毛するメリット
首をセルフ脱毛するメリットは、主に3つ挙げられます。首周りがスッキリするだけではなく、見た目の印象やお手入れの手間が減るなどのうれしい効果が期待できます。
フェイスラインとのムダ毛の境目がなくなり自然に
顔脱毛している方は、フェイスラインまで抑毛されている方も多いでしょう。その場合、首の産毛がそのままになっていると、ムダ毛の境目ができてしまいます。
産毛なのであまり目立たないと思う方もいるかもしれません。しかし、近くに寄れば産毛は目で確認できます。
また、産毛に覆われていることで首がくすんで見えてしまうと、遠目でも違和感を覚える場合があるでしょう。
首もセルフ脱毛でムダ毛ケアしておけば、境目のない自然な仕上がりになります。
清潔感がアップする
首のムダ毛が抑制されると、見た目的に清潔感がアップします。男性は首前面に生えているヒゲが目立たなくなるだけで、清潔な印象を与えることができるでしょう。
女性の場合は、うなじがキレイに整っていると、どのような髪型でも首がキレイに見えます。スッキリ整えられている首周りは、周りの方へ好印象を与えるでしょう。
うなじの自己処理が不要になる
女性は髪型によって、うなじ部分のムダ毛を処理したい場面もあるでしょう。合わせ鏡を使って毎回自己処理するのは大変です。
セルフ脱毛でうなじのムダ毛を抑制しておけば、ショートヘアからアップスタイルまで、どのような髪型でも気軽に楽しめます。
男性のうなじ脱毛もおすすめです。短髪であれば、うなじをセルフ脱毛しておくといつも清潔な後ろ姿を保てます。
うなじをセルフ脱毛する際のポイント
うなじのセルフ脱毛は、脚や腕のように全体的にムダ毛を抑制するだけではありません。形や照射レベルなど、押さえておきたいポイントを紹介するのでお手入れの参考にしてください。
うなじのセルフ脱毛については、こちらのページでも詳しく解説しています。
形を決める
うなじは形によって印象が変わります。
MW型 | 首を長く見せられるデザイン。日本人に多いW型と組み合わせてジグザグに仕上げる。 |
U型 | 丸みのある柔らかく可愛い印象に仕上がるデザイン。 |
直線型 | 真っすぐに整えるため、スッキリした印象のデザイン。男性やボーイッシュなスタイルを好む方におすすめ。 |
上記のなかから、自分が求めるデザインのうなじを選びましょう。
シェービングと照射は鏡を見るもしくはサポートしてもらう
うなじのデザインを決めたら、その形になるように電気シェーバーでシェービングします。シェービングするときは、合わせ鏡で確認しながら行いましょう。
ただし、合わせ鏡でシェービングするのは慣れないと難しいものです。理容室やシェービングサロンなどを利用して、希望のうなじのデザインにシェービングしてもらう方法もおすすめです。
照射についても目で確認しながら照射してもらえるように、シェービング同様サポートしてもらうことをおすすめします。
照射レベルは低めに調整する
セルフ脱毛サロンや家庭用脱毛器で首のセルフ脱毛をするときは、照射レベルを低めに調整しましょう。首は、脚や腕などと比べると痛みを感じやすいデリケートな部位です。
特に、男性のヒゲが首元に生えている場合は光が強く反応するため痛みを強く感じるでしょう。また、うなじは毛量が多いと強い痛みを感じるだけではなく、赤みが出る場合もめずらしくありません。
首は、他の部位よりも低い照射レベルでお手入れを進めましょう。
アフターケアと日焼け対策を忘れずに
照射後の肌は、熱のダメージによりヒリヒリした痛みを感じたり乾燥したりとデリケートな状態です。首のセルフ脱毛後も、他の部位と同じようにアフターケアを忘れずに行いましょう。
タオルで巻いた保冷剤や冷たいタオルで十分に冷やし、ボディローションとボディクリームで保湿します。
また、日焼け対策も大切です。特にうなじは髪の毛で隠れていない限り日焼けしやすい部位となっています。日焼け止めを塗り忘れてしまう方も少なくありませんが、日焼け後の炎症を起こしている肌や黒くなってしまった肌は刺激を受けやすいためセルフ脱毛を中止しなければなりません。
スムーズにお手入れを進めるためにも、日焼け対策は忘れずに行いましょう。
首に生えているヒゲも忘れずにセルフ脱毛しよう
男性の場合、ヒゲは口周りや頬だけではなく、首の前面にも生えている方もいます。このようなヒゲの生え方をしている場合は、ぜひ首前面もしっかりセルフ脱毛すると清潔感が増すためおすすめです。
何よりも、ヒゲのセルフ脱毛をしているのに、首前面に処理残しがあると不自然な仕上がりになってしまいます。よりキレイなセルフ脱毛を意識するのであれば、首全面にもヒゲが生えていないか鏡を見たり手で触ったりして忘れずに確認しましょう。
なお、シェービング前に首前面に生えているヒゲの部分に黄色や橙色の蛍光ペンや水性ペンで印をつけておくと照射忘れ防止になるのでおすすめです。色の濃いペンで印をつけてしまうと、照射時に強く反応してしまったり色素沈着を起こしたりするため注意しましょう。
首のセルフ脱毛をする際の注意点
首のセルフ脱毛をする際は、照射する位置など注意しなければならないポイントがあります。特に注意してほしい3つのポイントについて解説するので、参考にお手入れしてみてください。
髪の毛に照射しないように注意する
うなじのセルフ脱毛をするときは、髪の毛に光が当たらないように注意しましょう。あくまでも、照射するのは産毛の部分のみです。
髪の毛へ照射してしまうと、痛みが強くなり火傷や炎症などを起こす原因になります。鏡などで見てもよく分からない場合は、無理せず家族や友達などに手伝ってもらいましょう。
喉への照射が不安な方はクリニックに相談する
基本的に、セルフ脱毛サロンと家庭用脱毛器共に使用が認められている部位への照射は問題ありません。ただし、喉への照射を認められていても不安な方は、脱毛サロンではなく医療機関である脱毛クリニックへの相談をおすすめします。
脱毛サロンは、トラブルが起きても医療行為はできません。トラブルが起きても、専門的な処置は受けられないため、医師が常駐しているクリニックの方が安心できるでしょう。
特に、甲状腺疾患を持っている方や喉ぼとけへの照射に不安を覚える方は、部分的にクリニックでお手入れすることを検討してみてください。
フェイスラインや背中との境目ができないように照射する
首は、顔と背中と繋がっていることを意識しましょう。ムダ毛の境目ができると不自然な仕上がりになるため、蛍光ペンや水性ペンで線を引くと、照射する位置が明確になります。
万が一、ムダ毛が生えそろったときに境目ができてしまっていたら、改めて照射すれば問題ありません。
まとめ
首のセルフ脱毛は、取扱説明書で使用可能としている場合は照射しても構いません。しかし、甲状腺疾患を持っている方や男性の喉ぼとけなどへの照射は無理に行うことはせず、クリニックに相談することをおすすめします。
うなじのセルフ脱毛は、シェービングから照射まで全て合わせ鏡を使って行いましょう。不安な場合は、理容室やシェービングサロンなどで形を整えてもらい、セルフ脱毛器の照射は家族やパートナーにサポートしてもらうと安心です。
首のセルフ脱毛は、デリケートな場所なので注意点が多いですが、首回りがスッキリするところが魅力的です。サポートをお願いしながら、ぜひ首のセルフ脱毛に挑戦してみてください。