「脱毛後はいつから毛が抜けるの?」
「脱毛したのに抜けないときはどうしたらいいの?」
脱毛をするとしばらく経ったらするする抜けるといいますが、抜けない状態が続くと効果がないのかなと不安になってしまいますよね。
この記事では、毛がいつから抜けるのか、抜けないときはどのような対処をしたらいいのかなどを解説します。
毛が抜けやすくなるためのポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
脱毛後に毛はいつ抜ける?
脱毛してしばらく経つと、毛が自然に抜け落ちていきます。
ポロポロと抜け落ち始めるのを見ることで、脱毛に効果があったと安心する方もいるのではないでしょうか。
脱毛後2~3週間で抜けることが多い
一般的には、脱毛してから2~3週間で抜け始めるといわれています。早い方だと1週間程度で抜け始めることもあるようです。
力を入れなくても毛がポロポロと落ちていくのは、「ポップアップ現象」と呼ばれています。施術した当日にこのポップアップ現象が起こることはほぼありません。
そのため、当日に何も変化がなくても不安がらなくて大丈夫です。また、使われている脱毛器の種類によっては、そもそもポップアップ現象が起こらないものもあります。
脱毛後に毛が抜ける仕組み
脱毛後に毛が抜けるのは、光やレーザーによって毛根がダメージを受けるためです。
ダメージを受けた毛根は毛穴の中でちぎれ、それがポロポロと抜け落ちていきます。
なぜ一度にすべての毛が抜けないの?
一度にすべての毛が抜けないのは、毛質によってポップアップ現象が起こりやすいものと起こりにくいものとがあるためです。
太くて濃い毛ほど抜けやすいため、脇やVIOなどはポップアップ現象が見られやすいでしょう。しかし、抜けないからといって効果がないわけではありません。
脱毛の効果は、ポップアップ現象の有無だけでは判断できないものです。
脱毛後に毛が抜けない原因は?
脱毛後に毛が抜けない原因は一つではありません。
2~3週間経っても抜ける様子がまったくない場合は、次のような原因が考えられます。
照射漏れがある
照射漏れがある場合は、毛根がダメージを受けていないので時間が経っても毛は抜けません。ただし、照射漏れかどうかを判断するのはなかなか難しいものです。
サロンやクリニックの場合は、プロが施術してくれるので照射漏れが起こる可能性は低いでしょう。セルフ脱毛器やセルフ脱毛サロンを利用している場合は照射漏れの可能性もあるかもしれません。
脱毛器の出力が弱い
毛根にしっかりとダメージを与えられる出力で照射しないと、細くて薄い毛はとくになかなか抜けない場合が多いでしょう。
とはいえ、出力を高くしすぎると火傷や赤みなどトラブルが起きる原因に。脱毛を進めていくにつれて出力を高くしていくケースが多いので、始めてすぐの方は毛が抜けにくい可能性があります。
毛が細くて薄い
多くの脱毛器は、メラニン色素に反応してムダ毛にダメージを与えるメカニズムのものを採用しています。産毛のように細くて薄い毛は、メラニン色素が薄いため脱毛器の光やレーザーがなかなか反応しません。
そのため、産毛の脱毛をメインでしている方は抜けにくいと感じることが多いでしょう。
ポップアップ現象が起こりづらい脱毛器を使用している
脱毛器には、大きく「毛根にダメージを与えるもの」と「バルジ領域にダメージを与えるもの」とがあります。
ポップアップ現象が起こりやすいのは、毛根にダメージを与える熱破壊式のレーザー脱毛器や、IPL方式の光脱毛器などです。
一方で、バルジ領域にダメージ与える蓄熱式のレーザー脱毛器、SHR方式やHHR方式の光脱毛器などではポップアップ現象が起こりにくいといわれています。
脱毛後に毛が抜けやすい方の特徴
使用している脱毛器の種類の影響もありますが、それとは関係なく毛が抜けやすい方には次のような特徴があります。
すぐに自己処理をしない
脱毛してから2~3週間は自己処理を控えましょう。
すぐに自己処理を行うと、ポップアップ現象が起こるのを待たずして毛を取り除いてしまうことになるため、抜けていく様子を実感できません。
毛質が太くて濃い
太くて濃い毛ほど光やレーザーのダメージを受けるのでポップアップ現象により抜けやすくなります。
そのため、VIOやヒゲ、ワキなどは抜けるのを実感しやすいでしょう。
脱毛後に毛が抜けやすくなるために心がけるべきこと
毛を抜けやすくするためには、脱毛後と脱毛前の過ごし方がとても大切です。
「いつ抜けるの?」と不安にならないようにするためにも、次に紹介する4つのポイントを心がけて過ごすようにしましょう。
日頃から保湿をしっかり行う
保湿は脱毛後かどうかにかかわらず、日頃からしっかりと行うようにしてください。肌が乾燥すると光やレーザーの刺激を受けやすくなり、出力を上げづらくなります。
低出力では毛があまり抜けないため、肌を乾燥させないようにお手入れしましょう。乾燥がひどい方は、ヘパリン類似物質が主成分として配合された医薬品タイプの保湿剤を使うのがおすすめです。
紫外線対策を行う
肌が焼けて黒い状態で照射すると、火傷や赤みなどのトラブルが起こりやすくなります。トラブルを避けるために、出力を抑えられたり照射そのものを断られたりすることが少なくありません。
また、脱毛後に日焼けすると肌が乾燥したり痛みが出やすくなったりします。紫外線は年中問わず降り注いでいるので、脱毛期間中は紫外線対策を毎日行うようにしてください。
毛抜きを使った自己処理を行わない
毛抜きを使うと、毛が根元から引き抜かれてしまうため脱毛の効果が得られません。
脱毛期間中に毛抜きを使用するのはNGです。自己処理を行う場合は、電気シェーバーを使いましょう。
頻度を守って脱毛する
サロンやクリニック、セルフ脱毛器などの種類によって適切な脱毛頻度が決められています。
頻度を守らずに脱毛すると毛周期に合わせた照射ができなくなり、せっかく脱毛しても効果が出づらくなってしまうので注意しましょう。
かといって、毎日のように照射するのも意味がありません。肌に負担がかかるだけなので、必ず頻度は守ってください。
脱毛で毛が抜けるタイミングに関するQ&A
では、最後に脱毛に関してよく聞かれる4つの質問にお答えします。
一度抜けた毛は二度と生えてこない?
一度抜けても、時間が経つと生えてくることがあります。毛根へのダメージが不十分な場合は、再び生えてくる可能性があるのです。
十分な効果を実感するためには、エステ脱毛なら12~18回、医療脱毛なら5~6回はお手入れを続ける必要があります。
抜けなかった毛は照射漏れしている証拠?
照射漏れの可能性もありますが、そうではない場合もあります。
毛が細くて薄かったり、出力が十分でなかったり、そもそもポップアップ現象が起こらない脱毛器を使っていたりなど、原因はさまざまです。
抜けそうな毛は毛抜きを使ってもいい?
抜きたくなる気持ちはわかりますが、毛抜きは使わずそっとしておくのがベストです。毛抜きは毛穴に負担をかけるため、使用すること自体があまり推奨されていません。
抜けそうにない毛を誤って引き抜いてしまうこともあるので、毛抜きの使用は避けましょう。
熱破壊式と蓄熱式で抜ける時期に違いはある?
熱破壊式は毛根を破壊するため、早い方では1~2週間ほどで毛が抜けてきます。
蓄熱式はバルジ領域を破壊するものなので急に抜け出すというよりは、お手入れをくり返すことでいつの間にか生えてこなくなるパターンが多いでしょう。
まとめ
脱毛をすると約2~3週間後にポロポロと抜けていきます。早い方では1週間ほどで抜け始める方もいるでしょう。
もし2~3週間経っても抜けない場合は、出力が低かったり照射漏れがあったりなどの原因が考えられます。
脱毛器の種類によっても抜けやすさが変わるので、いつ抜けるのか気になる方はなんの脱毛器を使っているのか確認しておくとよいでしょう。
抜けやすくするためには、日頃から保湿や紫外線対策をしっかり行うことが大切です。