「セルフ脱毛後に赤い斑点が出てきたんだけど大丈夫?」
「セルフ脱毛後に出てしまった赤い斑点はいつになったら消えるのかな?」
セルフ脱毛をすると、肌に赤い斑点が出てきてしまう場合があります。
赤い斑点の原因はさまざまですが、1~3日程度で改善されることが多く、過度な心配は要りません。
とはいえ、赤い斑点は目立ってしまうため、なるべくなら避けたいものです。
そこで今回は、セルフ脱毛後赤い斑点が出る原因や対処方法、予防方法を紹介します。
セルフ脱毛後に赤い斑点が出る原因
セルフ脱毛サロンや家庭用脱毛器といったセルフ脱毛器でお手入れしたあと、肌に赤い斑点が出てしまう原因には以下のものが挙げられます。
- セルフ脱毛器の光による炎症
- セルフ脱毛前後に体温が上がる行動をした
- 肌が乾燥している
- 毛嚢炎の可能性もアリ
赤い斑点が出る原因が分かれば、セルフ脱毛時に自分で注意することができます。
まずは、それぞれの原因について見ていきましょう。
セルフ脱毛器の光による炎症
セルフ脱毛器の光は、ムダ毛のメラニン色素に反応すると熱エネルギーに変わり抑毛効果を発揮します。
そのため、熱が肌にこもり炎症を起こして赤い斑点が出るのです。
そのため、ワキやVIOのような毛が太く毛量の多い部位や赤みの出やすい顔は、赤い斑点が出やすいと言われています。
冷却が足りていない
基本的に、セルフ脱毛器の光を照射する前には、タオルやガーゼなどで包んだ保冷剤で肌を冷やして炎症や痛みを軽減させます。
この照射前の冷却が足りないと、熱が肌にこもりやすく赤い斑点や赤みが出やすくなるため注意が必要です。
セルフ脱毛前後に体温が上がる行動をした
セルフ脱毛前後に、体温が上がる行動をすると血行が良くなり赤い斑点や赤みが出やすくなります。
また、体温が上がるとかゆみが出てくる場合もあります。
かゆみを我慢できず掻いてしまうと、赤い斑点や蕁麻疹のようなポツポツが出てくるため注意しなければなりません。
肌が乾燥している
肌が乾燥しているとバリア機能が低下しているため、光の刺激によって赤い斑点や赤みが出やすくなります。
また、セルフ脱毛後の火傷なども肌の乾燥が原因で起きる場合があるため注意が必要です。
なお、バリア機能が低下しているとセルフ脱毛器の光による刺激を強く感じ肌への負担が大きくなるため、痛みが苦手な方も乾燥には気を付けましょう。
毛嚢炎の可能性もアリ
赤い斑点は、毛嚢炎(もうのうえん)の可能性もあります。
毛嚢炎とは、毛根を包む毛包がブドウ球菌という細菌によって炎症を起こしている状態のことです。
ニキビのような膨らみや赤み、かゆみなどが特徴で、多くの場合は2~3日程度で症状が改善されます。
セルフ脱毛でできた赤い斑点の対処方法
セルフ脱毛サロンや家庭用脱毛器でできてしまった赤い斑点の対処方法は、以下のとおりです。
- 入念に保湿をする
- 保冷剤で冷やす
- 1週間以上赤い斑点が残るような皮膚科へ
赤い斑点ができたからといって、難しい対処方法は特にありません。
慌てずに1~3日程度は様子を見てみると、自然に症状が落ち着くケースが多くなっています。
特に、毛穴の部分だけポツポツと赤くなっているときは3日程度で赤みが引くことが多いため、過度な心配は不要です。
とはいえ、適切な処置をした方が早く症状は改善されるので、それぞれの対処方法を詳しく見ていきましょう。
保冷剤で冷やす
赤い斑点に限らず、肌に赤みやかゆみの症状が出てしまった場合は、タオルやガーゼ、ハンカチなどで包んだ保冷剤でしっかり冷やしましょう。
赤くなっている部分は、セルフ脱毛器の光による炎症や軽度の火傷を起こしている状態です。
まずは、冷やして炎症を抑えて様子をみてください。
ただし、冷やしすぎると凍傷の原因になるため、10~20秒程度冷やしたら肌の状態を確認して過度に冷やさないように注意しましょう。
入念に保湿をする
保冷剤で十分に冷やしたら、ボディローションとボディクリームなどでしっかりと保湿しましょう。
乾燥している肌はバリア機能が低下しているため、外部からの刺激を受けやすく赤みやかゆみ、痛みなどを起こしやすくなります。
保湿をして乾燥を防ぐことでバリア機能が高まり、セルフ脱毛による肌トラブルを軽減させる効果が期待できるのです。
保湿する際は、水分と油分の両方を補うことが重要なので、必ず2種類使ってケアしてくださいね。
1週間以上赤い斑点が残るような皮膚科へ
保冷剤による冷却と入念な保湿ケアで、赤い斑点の症状は軽減されることが多いですが、なかには1週間以上残ってしまう場合もあります。
1~2週間経過しても赤みが引かず改善が見られないようであれば、皮膚科を受診して適切に処置してもらいましょう。
セルフ脱毛で赤い斑点を防ぐ方法
セルフ脱毛で赤い斑点が出ないようにするためには、以下の方法を心がけましょう。
- 適切な照射レベルで照射する
- セルフ脱毛前後は入浴や運動などを控える
- 摩擦など肌への刺激を抑える
- 紫外線対策を行う
赤い斑点は、上記のような少しの心がけで症状を出しにくくすることができます。
また、これらは安全なセルフ脱毛をする上でも大切なものになるため、常に心がけてみてください。
適切な照射レベルで照射する
セルフ脱毛の基本ですが、適切照射レベルで照射することは赤い斑点を防ぐ上でとても大切です。
早くお手入れを終わらせたいなどの理由から、過度に高い照射レベルで照射する方がいますが、炎症や火傷などの原因になるため避けてください。
適切な照射レベルであれば、炎症や火傷のリスクを十分に軽減できるため、赤い斑点が出ることも少なくなります。
特に、VIOやワキ、顔は赤みが出やすい部位になるため、照射レベル調整は慎重に行いましょう。
適切な照射レベルについてはコチラのページを参考にしてみてください。
セルフ脱毛前後は入浴や運動などを控える
セルフ脱毛前後24時間は、入浴や運動、飲酒などの体温を上げる行動は控えてください。
体温が上がると肌に熱がこもってしまうため、赤い斑点や赤み、炎症などの症状が悪化する場合があります。
また、体温が上がるとかゆみや乾燥の症状も出てきてしまうため、セルフ脱毛後のデリケートな肌には適していません。
セルフ脱毛前後24時間は、体温を上げないように心がけましょう。
詳しくは、コチラの3つのページを併せて参考にしてみてください。
摩擦など肌への刺激を抑える
セルフ脱毛後の肌は、刺激を受けやすいデリケートな状態です。
かゆみやヒリヒリした痛みなどを感じても、掻いたり摩ったりして刺激を与えないように注意しましょう。
このような摩擦によって症状が悪化し、赤い斑点が増えてしまう可能性があります。
かゆみやヒリヒリした痛みなどを感じた際は、まずは冷やして様子を見ましょう。
紫外線対策を行う
セルフ脱毛を始めたら、日頃から紫外線対策も心がけてください。
紫外線を浴びて日焼けした肌は、すでに軽度の火傷をしている状態です。
この状態でさらにセルフ脱毛器の光を照射してしまうと、赤い斑点だけではなく他にも大きな肌トラブルを起こす恐れがあります。
ヒリヒリした痛みがあれば、セルフ脱毛器の使用を中止しなければならず、スムーズにお手入れを進めることもできません。
肌トラブルを防ぎながら安全にセルフ脱毛を進めるためにも、日頃から日焼け止めクリームや日傘、帽子などを使って紫外線対策を行いましょう。
セルフ脱毛サロンを利用する
セルフ脱毛サロンの光脱毛器は、肌を熱から保護するジェルを塗布して照射します。
また冷却機能も付いており、肌を冷やしながら照射できる点から赤い斑点や赤みなどを押さえながらお手入れできるのでおすすめです。
家庭用脱毛器が熱破壊式と呼ばれる肌に刺激の強い脱毛方式であるのに対して、セルフ脱毛サロンは蓄熱式と呼ばれる低温でじんわりと効果を発揮する脱毛方式が多く、赤い斑点もできにくくなっています。
家庭用脱毛器で赤い斑点ができてしまう方は、セルフ脱毛サロンを検討してみてくださいね。
まとめ
セルフ脱毛で赤い斑点が出てしまっても、数日以内に改善されるケースが多いので慌てず様子をみましょう。
その際は、保冷剤で冷やししっかり保湿することを心がけてください。
赤い斑点を防ぐためには、適切な照射レベルを守り、セルフ脱毛前後24時間は入浴や運動、飲酒などの体温が上がる行動を控えることも大切です。
1~2週間経過しても赤い斑点が消えない場合は、皮膚科を受診して適切な治療を受けましょう。