近年、認知度が高まりつつあるセルフ脱毛サロン。聞いたことはあっても、従来のエステ脱毛サロンとの違いまでは理解していない方も多いのではないでしょうか?
どちらも目的は除毛と減毛ですが、さまざまな部分で違いがあります。生活スタイルや予算、自由度などから、自分に合う脱毛サロンを選びましょう。
今回は、セルフ脱毛サロンとエステ脱毛サロンの違いやメリット・デメリットなどを解説します。
セルフ脱毛サロンとエステ脱毛サロンの違い
セルフ脱毛サロンは、脱毛の施術に関すること全てを自分で行う、新しいスタイルの脱毛サロンです。
一方、エステ脱毛サロンはスタッフが施術する従来の脱毛サロンとなります。
どちらも最終的な目的や効果は、除毛や減毛です。
しかし、どちらで脱毛するかによって、進め方や費用、予約の取りやすさなどが変わってきます。
早速、セルフ脱毛サロンとエステ脱毛サロンの違いを見てみましょう。
脱毛範囲
基本的に、セルフ脱毛サロンは脱毛範囲は決まっていません。その都度、脱毛したい範囲の施術を自由に行います。
ひざ下とひじ下だけ、ワキだけ、顔とVIO含めた全身など、自由に選んでOKです。
一方で、エステ脱毛サロンの場合は、施術箇所をあらかじめ決めてコース契約するスタイルが多くなっています。
顏とVIOを含めた全身、顏とVIOを含めない全身、ワキのみ、VIOのみ、ひざ下ひじ下のみなど、コース内容は各エステ脱毛サロンによっても異なります。そして、最初に契約を交わした部位のみの施術をスタッフが行うのが一般的です。
契約内容以外の部位への施術を希望する場合は、別途追加で契約する必要があります。
脱毛範囲に関しては、セルフ脱毛サロンの方が自由度が高いと言えるでしょう。
料金プラン
料金プランは、セルフ脱毛サロンとエステ脱毛サロン共に、各サロンによって異なります。主な料金制度は以下のとおりです。
- セルフ脱毛サロン:定額制
- エステ脱毛サロン:月額制・分割払い・その都度払い
セルフ脱毛サロンは、通う月の料金のみを支払う定額制を取り入れているところが多くなっています。施術する部位や部位数は問われず、時間制で料金が決まっているのが特徴です。時間は、10分や20分など部分脱毛にピッタリの短時間から、60分と全身脱毛にも対応できる長時間までさまざま。ご自分の施術する範囲に応じて決めていくと、無駄なく利用できます。
エステ脱毛サロンは、部位が決まっているコース契約です。月額制は、契約期間や回数の縛りがなく、毎月支払いするスタイルとなります。通わない月も料金は発生するため、注意が必要です。
分割払いは、総額を分割して支払うスタイルとなります。全身脱毛など、高額契約の場合は分割払いが便利です。その都度払いは、美容院のように施術してもらう日にその都度支払うスタイルとなっています。
予約の取りやすさ
脱毛は、予約を取ってから来店するのが一般的です。予約が取れない限り、脱毛は進まないため、取りやすさはとても重要なポイントになってきます。
セルフ脱毛サロンは、24時間営業のところが多いため、仕事の帰宅時間が遅い方も利用しやすいでしょう。
エステ脱毛サロンは、ベッド数やスタッフの人数にも限りがあり、予約が取れないといった声が少なくありません。営業時間も20時くらいのところが多く、都合が合わない方もいるでしょう。
あらかじめ、脱毛の予約を取りたい日を数日ピックアップしておく、脱毛の予約の空き状況に合わせてスケジュールを調整するなど、少し工夫する必要があります。
施術時の痛みや刺激
セルフ脱毛サロンで使用できる脱毛器は、SHR方式もしくはSHR方式の業務用脱毛器がほとんどとなっています。
これらの脱毛方式は、低温の熱によるお手入れができるため、痛みに弱い方や敏感肌でもお手入れしやすくなっています。
エステ脱毛サロンは、サロンによって導入している脱毛器が異なるため公式サイトなどで確認しましょう。ただし、メラニン色素に反応して毛根にダメージを与えるIPL方式の場合、痛みや熱さを強く感じるかもしれません。
特に、ムダ毛が太く濃い部位やデリケートなVIOの施術は刺激が強くなるため、痛みに弱い方は注意しましょう。
他には、光とジェルの相乗効果で脱毛効果を発揮するSSC方式やセルフ脱毛サロンに導入されているSHR方式を採用しているエステ脱毛サロンもあります。好みの脱毛器を導入しているエステ脱毛サロンを選ぶと良いでしょう。
セルフ脱毛サロンのメリットとデメリット
ここからは、セルフ脱毛サロンとエステ脱毛サロンのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
まずは、セルフ脱毛サロンから紹介します。
メリット
セルフ脱毛サロンのメリットは、以下のものが挙げられます。
- 料金が定額制で分かりやすい
- ローンを組まなくていい
- 施術箇所の縛りはない
- 痛みや刺激の少ない脱毛器
- 24時間営業で予約を取りやすい
料金は、エステ脱毛サロンに比べてシンプルで分かりやすくなっています。時間制や月の利用回数などによって金額はあらかじめ決まっているので、予算に合わせて契約しましょう。
数十万以上の高額なプランはないため、ローンを組む必要もありません。
毎回の施術箇所も、その都度好きなところを選べるのも魅力的です。エステ脱毛サロンよりも、自由に脱毛できるのはセルフ脱毛サロンの良いところでしょう。
痛みや刺激の少ない脱毛器ですが、業務用なので家庭用脱毛器よりも効果を実感しやすくなっています。24時間営業なので、忙しい方も都合を付けやすいでしょう。
デメリット
デメリットは、以下の2点が挙げられます。
- 背面など手の届かない部位がある
- 時間が足りないことがある
セルフ脱毛サロンは、自分で施術しなければならないため、うなじや背中など手が届かない部位があります。IOラインの施術も、難しいと感じるはずです。
ただし、セルフ脱毛サロンによってはスタッフにサポートしてもらうオプションや、パートナーや友達と一緒に脱毛するペアプランを利用すると、このような部位も脱毛できます。
時間制で予約するため、施術に慣れるまでは時間が足りなくなることもあるでしょう。例えば、60分で予約した場合、入室から退室までで60分です。
施術後の着替えや清掃を考えると、60分ギリギリまでの施術は難しくなります。
施術に慣れるまでは、予定よりも施術箇所が少なく終わってしまうケースもあると認識しておきましょう。
エステ脱毛サロンのメリットとデメリット
エステ脱毛サロンのメリットとデメリットも見ていきましょう。
メリット
エステ脱毛サロンのメリットは以下の3つが挙げられます。
- スタッフに施術してもらえる
- ムダ毛処理を適切に行ってもらえる
- 脱毛器が豊富
なんといっても、脱毛のプロであるスタッフが施術してくれる安心感が魅力的です。セルフ脱毛では難しい、うなじや背中、IOラインもキレイに施術してもらえます。施術中は、なにもせずベッドに横になっているだけでOK。
また、ムダ毛処理の頻度や照射出力など、適切に施術してもらえます。さらに、サロンによって扱っている脱毛器が異なるため、毛質や好みによって選べるのもうれしいポイントです。
デメリット
次に、エステ脱毛サロンのデメリットを見てみましょう。
- 料金が分かりにくい
- 全身脱毛は30万円以上かかることもある
- 脱毛器によっては痛みが強い
- 予約できる時間が限られている
脱毛サロンの料金は、サロンごとに異なります。公式サイトを見てもよくわからないケースもあり、カウンセリングに行かないと正確な料金を教えてもらえないサロンもあるため注意が必要です。
特に、全身脱毛は30万円以上かかることもめずらしくありません。高額ローンを組みたくない方はよく検討しましょう。
IPL方式の脱毛器を導入している場合、照射時の痛みは強くなります。痛みに弱い方は、他の脱毛方式のサロンを探してみましょう。
仕事や育児で忙しい方は、予約時間も重要です。営業時間が限られているため、予約を取りにくい方も少なくありません。「契約したのに定期的に通えない」と後悔しないように注意しましょう。
セルフ脱毛サロンとエステ脱毛サロンどちらがいい?
結局、セルフ脱毛サロンとエステ脱毛サロンのどちらを選べばいいか分からないという方は、以下を参考にしてみてください。
【セルフ脱毛サロンがオススメな人】
- 人に体を見られることに抵抗がある人
- 毎回自分の好きな部位を自由に脱毛したい人
- パートナーや友人も一緒に脱毛したい人
- エステ脱毛サロンの予約時間に間に合わない人
- ローンを組みたくない人
- 痛みや刺激の少ない脱毛をしたい人
【エステ脱毛サロンがオススメな人】
- スタッフに施術してもらいたい人
- 全身脱毛したい人
- 適切な照射出力とタイミングで施術してほしい人
- 脱毛効果が得られれば料金は高額でも構わない人
最終的な決め手は、施術者です。自由に自分で施術したい方はセルフ脱毛サロン、スタッフに施術してもらいたい方はエステ脱毛サロンを検討してみてくださいね。
まとめ
セルフ脱毛サロンとエステ脱毛サロンの違いは、施術者や脱毛部位の縛り、料金形態などです。脱毛器の方式はそれぞれ異なりますが、どちらも業務用脱毛器なので家庭用脱毛器よりも効果は実感しやすくなっています。
また、最終的な目的は共通して除毛と減毛です。ゴール地点までの方法が異なるだけなので、通いやすさや予算などで選んでも良いでしょう。
体験コースやお試しキャンペーンなどを利用して、自分に合った脱毛サロンを選んでくださいね。