セルフ脱毛器は、出力が強ければ強いほど効果的だと考える方は多いのではないでしょうか。実際は、強い出力で無理にお手入れを続けると、火傷や炎症などの肌トラブルを起こしやすくなるためおすすめできません。
ムダ毛を効果的に抑毛したいのであれば、適切な強さの出力で照射することが大切です。とはいえ、ずっと同じ出力で照射していても、効果が実感できないこともあるため注意しなければなりません。
今回は、抑毛効果に関わるセルフ脱毛器の強さについて詳しく解説します。
セルフ脱毛器の強さとは?
セルフ脱毛の強さとは、一般的に出力や照射レベルのことを意味しています。セルフ脱毛である、セルフ脱毛サロンと家庭用脱毛器は、自分で照射レベルを調整してお手入れを進めるものです。
照射レベルは、レベル1〜レベル10までなど細かく調整できるものや、肌の色を自動で認識して適切にレベル調整してくれるものまであります。
また、セルフ脱毛器によって出力は異なるため確認が必要です。出力は、「 J(ジュール)」という単位で表現されています。
家庭用脱毛器の場合は10~20ジュール程度が一般的となり、セルフ脱毛サロンの場合は業務用の光脱毛器なのでさらに高めの出力が期待できます。
セルフ脱毛の出力については、コチラのページで詳しく解説しているので参考にしてみてください。
セルフ脱毛器の強さで効果が変わるって本当?
脱毛サロンやクリニックに行かずに自分でムダ毛ケアをするセルフ脱毛は便利ではありますが、本当に効果があるのか不安な方もいるでしょう。実際、以下のような声も挙がっています。
セルフ脱毛器って、強さで効果って変わるんですか?
脱毛器って強さが結構選べるけれど、痛くない程度の弱さでやっても意味あるんですか?
効果は出にくいけど回数が必要とか…?
もし意味が無いなら、そのレベルってある必要ないよなーと、ふと思いました。
引用元:Yahoo!知恵袋より
結論からいうと、セルフ脱毛器の効果は強さだけでは変わりません。もちろん、あまりにも低い照射レベルで照射するのは効果が出にくくなる原因のひとつです。
しかし、効果を高めたいからといってむやみに照射レベルを強くしてしまうと、肌への負担が大きくなります。火傷や炎症、痛み、乾燥、かゆみなどを起こしやすくなってしまい、症状がひどいときはセルフ脱毛を中止しなければなりません。
セルフ脱毛の効果は個人差がある
強い照射レベルで照射できないから効果が出ないという方もいますが、セルフ脱毛器の強さだけが問題ではありません。セルフ脱毛だけではなく、脱毛サロンやクリニックにおいても、同じ時期にお手入れを始めたとしても、お手入れが終わる時期も一緒ではないのが実情です。
セルフ脱毛の効果は、ムダ毛の量や毛質、肌質などが関わっています。また、毛の生まれ変わりのサイクルやホルモンバランスの乱れなども関係してくるため、一人ひとり効果が出るスピードや完了時期もバラバラです。
セルフ脱毛器の強さを高めるタイミング
セルフ脱毛器の出力は、徐々に強くしていくとより効果的にムダ毛ケアを進められます。出力を強くするタイミングは、毛量が減り始めたり毛が細くなってきたりしたときです。
特に、メラニン色素に反応してムダ毛の成長を抑制するIPL方式のセルフ脱毛器の場合は、毛量が少なく毛が細いと反応が鈍くなってしまいます。そのため、ムダ毛の変化によって徐々にセルフ脱毛器の強さも高めていく必要があるのです。
なお、元々産毛の多い部位は最初から強めの出力で照射して様子を見てみるのも良いでしょう。産毛の多い部位は、二の腕の内側や太もも、背中、腰、お尻などが該当します。
うなじや鼻の下も産毛が多い部位ではありますが、強い出力で照射すると痛みを感じやすいため弱い出力で様子を見ながら進めましょう。
セルフ脱毛器の注意点
セルフ脱毛器は、出力の強さ以外にも注意してほしいポイントがいくつかあります。肌トラブルなどを起こさずにお手入れを進めるためにも、5つのポイントを把握しておきましょう。
脱毛サロンやクリニックとは強さは劣る
セルフ脱毛器は、誰でも操作できるように出力を弱めに調整しています。そのため、どうしても脱毛サロンやクリニックと比べると強さは劣ってしまうものです。特に、クリニックの医療レーザー脱毛は、脱毛サロンよりも強い出力で一気に照射するため、最も効果の高いお手入れ方法となっています。
ただし、強さが劣っているとはいえセルフ脱毛器は光脱毛器には違いありません。定期的に照射を繰り返せば、抑毛効果は実感できます。
無理にセルフ脱毛器を強くするのはNG
「脱毛サロンやクリニックよりも出力が弱いのであれば照射レベルを高めればいいのでは?」と、無理に高出力で照射する方も一定数いますがNGです。無理に強い出力で照射すると、肌トラブルを招く原因になります。
火傷や炎症、痛み、乾燥、かゆみ、赤みなど、肌トラブルの症状はさまざまです。症状が悪化してしまうと、セルフ脱毛自体中止しなければなりません。照射しても痛みで継続できない場合もめずらしくありません。
セルフ脱毛器の出力は、毛の状態を見ながら徐々に強くするように心がけましょう。
使用できる部位を守る
セルフ脱毛器は、使用できる部位が決められています。顔とVIOを含めた全身に使用できるものもあれば、VIOのうちVラインのみ使用できるものまでさまざまです。
顔は鼻から下、VIOはVラインのみ使用できるセルフ脱毛器が多い傾向にあるため、お手入れしたい部位全てに使用できるか事前にチェックしておきましょう。
使用不可としている部位に照射した場合、火傷や炎症といった肌トラブルを起こすリスクが高まります。自己判断で使用することは避け、使用できる部位に限定して照射してください。
適切な使用頻度を守る
セルフ脱毛は適切な使用頻度を守ることも、お手入れ完了時期までスムーズに進められるポイントのひとつです。使用頻度は、セルフ脱毛器によって異なりますが、1~2週間に1回程度の頻度としていることが多くなっています。
使用頻度は、セルフ脱毛器の取扱説明書や公式サイトに記載されているので確認しましょう。また、毛量が少なくなり生えてくるスピードが遅くなったら、ある程度ムダ毛が生えそろってから照射すると効果的です。2週間に1回だったお手入れが、1カ月に1回、半年に1回と頻度が減っていくとイメージしておきましょう。
アフターケアを忘れずに行う
セルフ脱毛後は、照射した部分を保冷剤などで冷やしてからボディローションとボディクリームなどで保湿しましょう。このようなアフターケアを行わずに放置していると、肌の乾燥が進み肌トラブルを起こす原因になります。
アフターケアに関しては、コチラのページにまとめているので併せてご覧ください。
プロクオリティの強さを求めるならセルフ脱毛サロンへ!
セルフ脱毛は、自宅でお手入れできる家庭用脱毛器の他に、セルフ脱毛サロンも含まれます。セルフ脱毛サロンは、スタッフではなく全て自分で施術するため、人に体や顔を見られずに手軽にムダ毛ケアできる点が脱毛サロンとの大きな違いです。
セルフ脱毛サロンの脱毛器は、家庭用脱毛器よりも出力が強いプロ仕様の業務用光脱毛器となっています。肌への刺激が少ないSHR方式やHHR方式となっており、強い痛みを感じるVIOや脇、ヒゲなどもお手入れしやすいのが魅力的です。
ペアプランやスタッフのサポートサービスなどを利用すると、自分では照射できないうなじや背中などもキレイにお手入れできます。
24時間営業の店舗が多いため、仕事帰りなどにも手軽に立ち寄りやすいのもうれしいポイント。家庭用脱毛器では効果が出るか不安な方などは、ぜひセルフ脱毛サロンも視野に入れて検討してみましょう。
まとめ
セルフ脱毛は、出力の強さによって大幅に抑毛効果が変わることはありません。セルフ脱毛の効果を高めるためには、適切な強さの出力で定期的にお手入れを継続することが大切です。
ムダ毛の量が減り細くなってきたら、徐々に強さを高めていくことも忘れてはいけません。ムダ毛に合わせて、その都度出力の強さを調整しながらお手入れを進めましょう。