脱毛サロンや医療脱毛クリニックでVラインの施術をするのは恥ずかしいとためらっている方は、セルフ脱毛でお手入れしましょう。
一見難しく感じるVラインのセルフ脱毛のやり方ですが、事前準備と注意点を把握しておけば数回の施術で慣れるものです。
誰にも見られずにVラインをキレイに整えることができるため、安心して施術を進められます。
今回は、Vラインのセルフ脱毛のやり方や事前準備の内容、注意点などを紹介するので参考にしてみてください。
Vラインのセルフ脱毛を始める前にやること
Vラインのセルフ脱毛を始める前に、やっておく事前準備から解説します。
Vラインは他の部位と比べると、毛量が多く毛も太いため、事前準備も最初は難しく感じるかもしれません。
しかし、キレイにVラインのセルフ脱毛を進める上で事前準備は大切なものなので、少しずつ進めていきましょう。
Vラインのデザインを決める
Vラインのセルフ脱毛を始めるときに最初に決めておくべきものがデザインです。
Vラインのデザインは数種類あるだけではなく、範囲なども自分で決めてセルフ脱毛を進めていくことになります。
セルフ脱毛後は、元のVラインに戻すことはできないため、慎重に検討しましょう。
主なVラインのデザインは、以下のようなものが挙げられます。
名称 | デザイン |
ハイジニーナ | Vラインのムダ毛が完全にない状態。ムダ毛によるトラブルで悩みたくない方や、ツルツルのVラインを希望している方におすすめ。 |
ナチュラル | 自然な形に近い状態に仕上げる人気のデザイン。毛量や範囲など、極端に少なくしたり小さくしたりするデザインではないため、後から他の形にすることも可能。 |
トライアングル | 逆三角形の形に整えるデザイン。ムダ毛を残す範囲によって、ナチュラルのように自然な仕上がりにすることも可能。小さく仕上げるとビキニやショーツからのはみ出しもなくなり安心。 |
スクエア | 四角形の形に整えるデザイン。トライアングルと同様、ムダ毛を残す範囲によって仕上がりを変えることが可能。海外でも人気のデザインとなり、おしゃれな雰囲気を楽しみたい方にもおすすめ。 |
Iライン | スクエアよりも細いIラインのように残すデザイン。ハイジニーナに近いデザインですが、ムダ毛は残るため、ツルツルは恥ずかしいという方におすすめ。 |
オーバル | 丸みのあるデザイン。女性らしさがあるため人気。ショーツからはみ出さないような、小さい範囲に仕上げることが可能。 |
Vラインのデザインによって、見た目の雰囲気やムダ毛が残る範囲などが変わります。
セルフ脱毛後に後悔しないように、デザインは慎重に決めましょう。
パートナーがいる場合は、どのようなVラインが好みか参考に聞いておくのもおすすめです。
電気シェーバーを準備する
決めたVラインのデザインになるように、セルフ脱毛前にシェービングをするため、電気シェーバーを準備してください。
電気シェーバーは、直接肌に刃が触れることなくムダ毛を処理できるため、自己処理による肌トラブルのリスクを軽減できます。
Vライン専用の電気シェーバーも販売されていますが、顔用でも問題ありません。
電気シェーバーは、家電量販店・ドラッグストア・ネット通販サイトなどで購入可能です。
Vライン以外のセルフ脱毛にも電気シェーバーを使用するため、衛生面が気になる方はVIO用・体用・顔用と3本分けて準備しても良いでしょう。
長い毛をカットしてから自己処理する
Vラインのムダ毛は、他の部位とは異なり長さがあるため、短くカットしてから電気シェーバーで自己処理しましょう。
ムダ毛が長いまま電気シェーバーでシェービングすると、刃に毛が引っかかってしまいスムーズに剃れません。
毛が電気シェーバーの刃に引っかかって引っ張られることで、毛穴が炎症を起こしニキビのような毛嚢炎ができてしまう可能性もあります。
肌トラブルを避けてキレイかつスムーズに剃れるように、ムダ毛は短くカットしておきましょう。
カットする際は、ハサミや熱で毛をカットするヒートカッターを使用してください。
Vラインのセルフ脱毛のやり方
ここからは、セルフ脱毛器を使った具体的なVラインのセルフ脱毛のやり方を解説します。
慣れるまでは難しく感じるかもしれませんが、何回か施術するとコツを掴めるでしょう。
保冷剤やジェルで肌を刺激から守る
Vラインの形を決めて自己処理をすませたら、保冷剤やジェルでセルフ脱毛器の刺激や熱から肌を守ります。
家庭用脱毛器は保冷剤、セルフ脱毛サロンは備品のジェルを使用しましょう。
保冷剤やジェルによって肌が冷やされることで、照射したときの熱や刺激が軽減されます。
なお、ジェルは厚めに塗ることで大幅に痛みを軽減できるので意識してみましょう。
照射レベルを合わせる
セルフ脱毛器の照射レベルを、適切な強さに調整しましょう。
調整方法はセルフ脱毛器によって異なりますが、まずは一番低い照射レベルから始めると痛みや刺激が軽減されます。
高い照射レベルから始めると、火傷や炎症、強い痛みの原因になるため避けましょう。
外側から内側に向かって照射する
照射レベルを合わせたら、照射口を肌にしっかり密着させて外側から照射を始めましょう。
Vラインは内側に行くほど毛量が増えていきます。毛量が増える分、痛みも増していくため、基本的には外側から徐々に内側に向かって照射を進めてください。
痛みを感じるときは、その都度低く調整し直しながら施術しましょう。
無理して痛みを我慢しながら施術を進めると、火傷や炎症を起こす恐れがあるため避けてください。適切な照射レベルを心がけましょう。
アフターケアをする
Vラインの照射を終えたら、アフターケアをして終了です。
アフターケアは、冷却と保湿の2つの工程を行います。
タオルやハンカチで包んだ保冷剤で照射したVラインの部分を十分に冷やして痛みや火照りなどを鎮静させましょう。
冷却後は、ボディローションとボディクリームでしっかり保湿ケアをして肌を刺激や乾燥から守ります。
照射後は刺激を感じやすいため、低刺激タイプや敏感肌用の保湿化粧品を使用すると安心です。
セルフ脱毛サロンは、店舗によって保冷剤の有無や保湿化粧品の種類が異なりますが、施術室に説明書きがあるため参考にしましょう。
Vラインをセルフ脱毛するときの注意点
Vラインをセルフ脱毛するときの注意点を3つ紹介します。
肌トラブルなく安全に施術を進めるためにも、ぜひ内容を把握しておきましょう。
必ず自己処理をしてから照射する
Vラインの施術を進めると徐々に毛量が減っていき毛も細くなりますが、毎回必ず電気シェーバーを使って自己処理をしましょう。
細くなったムダ毛にも、セルフ脱毛器の光は反応するため、火傷や炎症、痛みの原因になります。
また、肌表面にムダ毛が残っていると、抑毛効果が半減してしまう場合もあるため、必ず自己処理は毎回行うようにしてください。
低い照射レベルから始める
Vラインの施術をする際は、低い照射レベルから始めましょう。
慣れてくると高い照射レベルから施術を始める方もいますが、肌状態は毎回変わると言っても過言ではありません。
特に、Vラインはデリケートな部位であるため、ホルモンバランスの乱れなどによってはいつもと同じ照射レベルであっても強い痛みを感じることも。
火傷などの肌トラブルを避けるためにも、低い照射レベルから始めて徐々に高めていきましょう。
生理前後や生理中はお休みする
生理前後や生理中は、ホルモンバランスの乱れなどによって肌が敏感な状態です。
照射時にいつもより痛みを感じやすい場合もあり、肌トラブルを招く原因になることも。
Vラインに肌トラブルが起こると日常生活にも支障をきたすため、生理前後や生理中のセルフ脱毛は避けて体を休めることを優先させましょう。
Vラインをセルフ脱毛するときのポイント
Vラインをセルフ脱毛するときのポイントは2つです。
よりキレイかつ安全にVラインのセルフ脱毛を行うために、ぜひ参考にして取り入れてみてください。
IOラインのセルフ脱毛も一緒に進める
Vラインのセルフ脱毛を行う際は、IOラインも一緒にお手入れを進めると仕上がりが自然になるためおすすめです。
例えばVラインのみハイジニーナにして、IOラインはお手入れしていない状態だと不自然な仕上がりになります。
体は全て繋がっているため、VラインのみではなくIOラインのセルフ脱毛も一緒に進めることを検討してみましょう。
VIO脱毛に関しては、コチラのページも参考にご覧ください。
陰部を保護するためにショーツを穿いてもOK
Vラインを照射する際に心配なのは、Iラインの内側の粘膜への影響です。
正面から見たときに、Vラインが不自然な仕上がりにならないように、ある程度Iラインまで照射しなければならない方もいるでしょう。
そのときは、肌色に近い色のショーツ、もしくはセルフ脱毛サロンに備え付けてある専用ショーツを穿いて保護することも可能です。
照射する部分だけ見えるようにショーツを寄せて施術を進めることで、粘膜を保護できます。
IOラインの施術を行う場合も同じです。ショーツを穿いて、脇にずらしながら照射を進めると粘膜へ光を当てることなくお手入れできます。
まとめ
Vラインのセルフ脱毛は、他の部位と比べて難しく感じるかもしれませんが、やり方さえ覚えれば心配は不要です。
毛量が多くデリケートな部位であるため、照射レベル調整やアフターケアなど注意すべき点はありますが、丁寧に施術を進めれば問題ありません。
Vラインのみをセルフ脱毛するのではなく、IOラインも併せてお手入れすると仕上がりもキレイです。
Vラインのセルフ脱毛に慣れてからでも構わないので、ぜひVIOの施術を一緒に進めることを検討してみましょう。