セルフ脱毛サロンは、性病に感染している期間は利用できません。
他の利用者に性病が感染してしまう可能性もあるため、完治するまでは利用を控えましょう。
普段の生活や下着の種類などを変えるだけでも、性病に感染するリスクを軽減できます。
また、VIO脱毛は性病の早期発見にも繋がるため、早めに施術を始めることを検討してみてください。
今回は、セルフ脱毛における性病の感染予防や注意点などを解説します。
性病に感染しているときはセルフ脱毛サロン利用禁止!
一般的に、セルフ脱毛サロンでは性病に感染している場合は利用禁止です。
セルフ脱毛サロンハイジの利用規約でも、以下のように定められています。
引用元:セルフ脱毛サロンハイジ公式サイトより
性病全般と記載されているため、病名や症状問わず性病に感染している場合はセルフ脱毛サロンの利用を控えましょう。
セルフ脱毛サロン利用時に注意したい性病
具体的な性病は、以下のような病名が挙げられます。
- カンジダ症
- クラジミア
- 淋病
- 梅毒
- 性器ヘルペス
なかでも女性に多く見られるカンジダ症は、性行為で感染する場合もありますが、自己感染が原因であることが多い性病です。
風邪や寝不足、疲労、免疫力の低下、抗生物質やステロイドの使用、妊娠、ホルモンバランスの変化などによって、突然陰部に違和感を覚えるケースが多くなっています。
また、清潔にしようと過剰に陰部を洗浄して発症する場合もあります。
- ヨーグルトやカッテージチーズのようなおりもの
- おりものの量が増加
- 陰部のかゆみ
- 排尿時の痛み
上記のような症状が出た場合は、カンジダ症を疑いましょう。
なお、クラジミアは症状の分かりにくい性病と言われています。
どちらにしても、少しでも陰部や体に違和感を覚えたら婦人科を受診しましょう。
セルフ脱毛サロンで性病に感染する可能性は?
セルフ脱毛サロンを利用して性病に感染したという声は少なく、可能性としては極めて低いと考えて良いでしょう。
性行為や免疫の低下などで発症する性病ですが、以下のような場所でも感染リスクがあると言われています。
- 公共のトイレ便座
- 大衆浴場やサウナなど
- ジムなどのプール
- レンタルのタオルなど
セルフ脱毛サロンに限らず、上記のような不特定多数の利用者がいる場所では性病感染の可能性があると念頭に置いて行動しましょう。
性病感染予防にVIO脱毛は効果的
VIOをセルフ脱毛して毛量を減らしたりツルツルにしたりするだけでも、性病感染の予防に繋がると言われています。
アンダーヘアがなくなると、陰部を清潔に保ちやすくなるため、性病の原因になる細菌などの増殖を抑える効果が期待できます。
また、VIO脱毛すると梅毒やヘルペス、尖圭コンジローマなどのできものができる性病の早期発見ができるでしょう。
発見が遅れると、治療に時間がかかってしまうだけではなく、分からないままセルフ脱毛サロンを利用してしまう恐れがあります。
次の利用者の性病感染リスクが高まってしまうため、気づかずに利用するのは避けたいところ。
性病感染予防を意識するのであれば、早めにVIO脱毛を始めることを検討しましょう。
性病感染予防のために心がけたいこと
セルフ脱毛をスムーズに進めるだけではなく、健康を守るためにも性病に感染しないように日頃から予防を心がけましょう。
性病によっては、長期の治療が必要になる場合もあります。
性病にはならないと思っていても、突然発症する可能性はゼロではありません。
特に、自己感染が多いカンジダ症は、日常生活を送るのもつらい日がしばらく続きます。
ぜひ、以下のことを心がけて性病感染の予防をしましょう。
- 通気性に優れた下着を着用する
- ナプキンはこまめに交換する
- 陰部はぬるま湯で優しく洗う
- 栄養バランスの良い食事を摂る
- 睡眠時間を確保する
- 疲れたときは体を休める
- 自己処理に使う電気シェーバーは消毒する
陰部を清潔に保つためには、通気性の良い下着を着用することが大切です。
締め付けのある補正下着などは、蒸れなどの原因になるため、注意しながら着用しましょう。
陰部を洗う際は、石けんでゴシゴシ洗うと常在菌が少なくなってしまう場合があります。
常在菌は膣内の環境を保つために大切なものです。
洗いすぎて少なくなってしまうと、カンジダ症を発症する原因になりかねないので注意してください。
栄養バランスの良い食事や睡眠、疲れたときの休息なども免疫力を高めて性病を予防するポイントになります。
また、VIO脱毛する前の自己処理に使う電気シェーバーは、毎回消毒してから使用しましょう。
普段の衛生管理も、性病予防には欠かせないポイントになります。
セルフ脱毛サロンの衛生管理について
セルフ脱毛サロンは、スタッフのいない完全無人の店舗が多くなっています。
そこで気になるのが、サロン内の衛生管理です。
特に、セルフ脱毛器の照射ヘッドやベッド、椅子などは陰部に触れる機会が多いため、不安になるでしょう。
無人のセルフ脱毛サロンは、毎回利用者が退室までにアルコール消毒から清掃まで行うルールを設けているところがほとんどです。
そのため、照射ヘッドやベッド、椅子はもちろん、ジェルの入った容器やサングラスなども、全てアルコール消毒をしてから退室します。
また、完全無人とはいえ定期的に巡回している清掃スタッフもいるため、衛生管理に大きな問題はありません。
ただし、稀にアルコール消毒や清掃をせずに退室する利用者もいます。
その際は、自分でアルコール消毒と清掃をしてから利用する、もしくはキャンセルして別の日に利用するようにしましょう。
決して、不衛生なままセルフ脱毛の施術は行わないでください。
詳しいことは、以下のページにまとめているので併せてご覧ください。
家庭用脱毛器の衛生管理も徹底する
セルフ脱毛サロンに通わず、家庭用脱毛器でセルフ脱毛する方も、衛生管理には注意しなければなりません。
家庭用脱毛器も、使用したら毎回アルコール消毒をしましょう。
また、VIO専用のカートリッジがついている家庭用脱毛器の場合は、必ず使い分けるようにしてください。
カートリッジを使い分けることで、肌トラブルのリスクを軽減できます。
なお、家庭用脱毛器の取扱説明書にも消毒などのお手入れ方法が記載されている場合があるため、確認してみましょう。
全ての違和感が性病であるとは限りません
VIO脱毛後に、痛みや赤み、かゆみなどが起きたとき「性病なのでは?」と勘違いする方もいます。
特に、パートナーと性行為を定期的に行っている方はさまざまな不安がよぎるでしょう。
陰部は、肌がデリケートで蒸れやすい部位であるため、性病以外にもトラブルが起こりやすくなっています。
セルフ脱毛後の肌はいつも以上に刺激に敏感であるため、下着の摩擦だけでも肌トラブルを起こしがちです。
皮膚が照射によってダメージを受けたことで、一時的に肌トラブルが出ているだけかもしれません。
おりものの変化やブツブツのできもの、かゆみ、ニオイなどの症状も出てきた場合は、性病の場合もあるため婦人科を受診しましょう。
また、性病か判断がつかない場合も、婦人科に相談することで安心感に繋がります。
まとめ
セルフ脱毛サロンは、性病に感染しているときは利用できないと認識しておきましょう。
症状が治まってきたときも、どのように感染するか判断できないため、完治するまでセルフ脱毛は休むようにしてください。
セルフ脱毛サロンは、完全無人とはいえ利用者と清掃スタッフにより衛生管理は徹底されています。
毎回アルコール消毒や清掃をしているため、不衛生な環境で施術することはありません。
性病の感染についても、セルフ脱毛サロンが原因といった声は少なく、可能性は低いと考えて良いでしょう。
ただし、稀にアルコール消毒や清掃をせずに退室する利用者がいるのも実情です。アルコール消毒と清掃を怠った利用者に対して店舗側は、罰金などのペナルティを課しています。
セルフ脱毛サロンの状況によっては、自分でアルコール消毒や清掃をして施術しても構いませんが、キャンセルすることも可能です。
性病に感染しないためにも、普段から予防を心がけましょう。